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2004.12.26

テレビ電話は怖いよ

朝、お客様のチェックアウトを待ってから、もうそそくさとクリスマスの飾りの片付け。 宗教的にはまだクリスマスの飾りを出しておいたって何の問題も無い。 だが、日本人の感覚的には、クリスマスが終わったらお正月の準備だろう。 宿屋を運営していると、やはり季節の行事のようなものは宿泊客に求められることが多いので、「ウチは神道ではありませんから」などとは言っていられない。 クリスマスにはチキンを食べてもらい、お正月にはおせちを用意しなくてはならない。 最も日本人らしいひとつの典型が、宿屋にはあるような気がする。

和風旅館で女将や仲居さんが着物を着ているのだって、よく考えると不思議だ。 買い物先でばったり出会う女将はジーパンをはいていたりするし、化粧もそこそこに駆け回っているのが普通だ。 つまり、営業時間内はお客に求められる女将像を演じているのであって、彼女自身がひとつの演出なのだと思う。

お客様の多くは、日常を離れ、家事から開放されることを望んで、宿屋を利用する。 しかし、宿屋には宿屋の日常が存在し、その日常臭さがお客さんに伝わらないように、しっかり蓋をしておかなくてはならない。 そのために着物を着たり、ユニフォームを着たりして、ちょっと違う自分を演出する必要があるのだろう。

これからテレビ電話が普及し、営業時間外に予約の電話が鳴った時、即座に日常の自分を見せない工夫が必要になるのかも知れない。 例えば、会社受付のように身支度を整えた「テレビ電話予約受付嬢」を用意したり、それが出来なければ、きれいな風景画像などを送信したり。 電話だって、掃除中にお風呂場で受けたりは出来なくなる。 そんなところで短パンで掃除している画像が相手に流れたら、予約は成立しなくなるだろう。

営業時間内だけ、しっかりと整えておけば良いくらいのレベルで、技術進歩が止まってくれていたら、助かるのだけれど。

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