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2005.01.09

デジャブで清宮監督を見た朝

朝の6時頃、キャベツを千切りにしながら、ふわーっとイメージが浮かび上がってくるのを覚えた。 たまにこんなことがある。 何の脈絡もなく、でも、遠くの光景がこちら側に近づいてくるにつれて、細部の状況まで見えてくるような感覚で、ふわーっと。 それは早稲田大学のラグビー部の監督を務める清宮克幸氏の泣き顔だった。 笑いながら泣いていた。 泣くというよりも涙だけ流れているような絵。 「あっ、これは早稲田が勝ったな。」、すぐに解かった。(こういう時の感覚では、先の事であるにもかかわらず、『勝つんだな』ではなくて『勝ったな』といった具合に、過去形の表現を使うのがぴったりとはまる。) 今日は14時から、大学選手権の決勝戦が対関東学院大学と行われる予定だ。

洗濯物を早めに取り込んで、テレビの放映開始の時間には全て調えて、試合を見ていた。 さすがは決勝戦、見応えのある内容だった。 緊張のためか、なんだかちぐはぐなプレイでトライチャンスを逃がしても、大学選手権の全試合を通して先行されたことの無い今年の早稲田が、後半関東学院に逆転されても、じっくりと安心して見ていることが出来た。 それは、朝のイメージが手元にあったから。 そして、最終的にはしっかり優勝を手中に収めた。

試合直後に清宮監督のインタビューが流れた。 涙は流れていなかったが、今まで見せたことの無いような笑顔と真っ赤な目をしていた。 「今日は泣きますよ。」と、笑っていた。 この顔だ。 今朝見たのはこの角度、このシーンだ。

デジャブを確認した後で、応援していた私も嬉しくなっているのに気付いて、なんとも言い様の無い不思議な気分がしていた。 『監督、今日は思いっきり泣いてください。』 テレビを見ながら心の中で思った。

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