« アボカドを抱卵? | トップページ | もめてますね »

2005.02.21

アボカドを抱卵?(その後)

さて、昨夜は本当にアボカドと一緒に寝た。 こんなことは多分一生の内でも、今回が初めてで最後だと思う。 いや、思いたいものである。 アボカドを小さな清潔なふきんで包み、念のためビニール袋に入れてからできるだけ空気を抜いて、口を縛った。 寝ている間にビニール袋がワシャワシャと音を立てると嫌なので、柔らかくて音のしないものを選ぶという念の入れようだ。

布団に潜り込んでから、枕もとに用意しておいたアボカドを静々と毛布の中へ。 いったいどの辺にポジションを取らせれば良いのやら? 腕の横に置いてみたが、腕は動きが大きいので相手もコロコロと落ち着かない。 腰の横はどうか。 温度は高くキープされそうだが、寝返りが心配だ。 首の横は? 上から冷たい空気が入ってきてしまう。 しばらくの間、密かに毛布の中で「ああでもない、こうでもない」していた最後にやっと落ち着いた場所は、なんと、脇の下!であった。 これは穴場だ。 真上を見ていても、横向きになっても、脇の下だけは小さなデッドスペースができる。 それも丁度アボカド1個分くらいの。(^^ゞ そこにすっぽりと収めて眠りについた。

寝ている間に気になるかな?との心配をよそに、朝までぐっすりと、何事も無かったように寝た。 目覚めてすぐにはアボカドの存在を忘れていたほどだ。 すっぽりと納まったまま、保温されつづけたアボカド。 重ね重ね妙なものだ。 「何やってんだ、アタシ?」、と、頭の片隅から声がする・・。

布団に入ったまま、ビニール袋を解き朝日に当てて、恐る恐る見てみると、これがまた驚くほどに大成功!! 真っ黒に均一に熟している。 見るからにいい感じ。 もう温めなくても大丈夫なほどに立派に追熟されている。 厨房で成果に見惚れながら、そのまま室温で放置し、午後になってから剥いてみた。

全く文句の付け様も無い、見事に丁度良い熟し加減だ。 端っこを一切れ食べてみる・・「おー、旨いではないか!」 もちろん普通の美味しいアボカド。 何も知らなければそれで済んでしまう。 でも、内心自分が一生懸命抱卵し続けたアボカドかと思うと、美味しさもひとしおなのである。 予想を越えた出来栄えに満足しかり。

これで判った。 手の施し様も無いアボカドであっても、体温で温め続ければ約一日で十分追熟できる。(これって、トリビアになりませんか? なりませんよね。^^;) いざという時のために覚えておこう。 ・・いや、多分こんな経験は忘れろと言われたって無理だ。

ちなみに今夜のお客様にもアボカドの料理をお出ししましたが、それは、私が抱卵して熟させたものではなく、熟したものを仕入れてきています。 念のため。

|

« アボカドを抱卵? | トップページ | もめてますね »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: アボカドを抱卵?(その後):

« アボカドを抱卵? | トップページ | もめてますね »