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2005.02.13

雛人形のある光景

ここ数日になって、冬が緩んできた気がする。 寒さは相変わらずだし、気象上の最高気温の数値だって何ら変化は無いし、当然身に付けている洋服も同じレベルのものだ。 なのに、どこかが違う。 厳しい寒さの奥底の一番深い辺りが、ほんのちょっと『ふっくら』しているのを感じる。 こういう感覚は言葉にして伝えるのが難しいけれど。

ダイニングの片隅とフロントのテーブルの上に、雛人形が飾ってある。 立春の日に出してきた。 まだ雛菓子を買ってきていないので、とりあえずでキルシュワッサーのきれいなボトルと、フォションの金色の紅茶缶、それにちょっとした花をお供えしているのだが、こんな品揃えではお雛様もびっくりだろう。 穏やかな顔で「これはなんでしょうねえ?」「お酒みたいだよ」なんて、お話なさっておいでかもしれない・・そんなことを想像すると、何となく可笑しい。

窓の外の陽射しを向こうに、遠くを見るような眼差しをしてすっと姿勢を正している姿は、そこの周りだけ確かに華やかで、ふっと春の気配が具体的に見えるような気がする。 雑巾や掃除機を手に走り回っている中で、ふくよかな白いお顔が視野に飛び込んでくると、なんとなくホッと和む。 お似合いの品の良い雛菓子を、早く見つけてきてあげよう。

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