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2005.03.14

おめで鯛

『ますたあ』が同業者の若旦那の結婚式にお呼ばれしてきた。 可愛らしい奥さんだったとか、新郎のお父様のスピーチが大笑いだったとか、久しぶりに飲んだワインが美味しかったとか、なんだかんだ話しながら、厚紙の表紙のついた会場の席次表を見せてくれた。 話を聞きつつ何気なく席次表の表紙を開いたら、一番最初に飛び込んできたのは、何故か「金目鯛」の太文字。 「?!」こんなところでお目にかかるとは想像もしていなかった三文字に、思わず思考が止まって、目が釘付けになる・・「ちょっと待って。」、とりあえず『ますたあ』の話を手で制した。 「どうしたの?」 「なんか妙な物を見つけちゃったみたい」 そう答えながら席次表の全体に視線を配ると、そこには鯛ワールドが展開されていたのだった。

パーティーやレセプション会場では、円卓の一つ一つに名前が付けられていることが多い。 たいていは「松・竹・梅」とか「福・寿・慶・鶴」といった縁起が良いとされる漢字一文字が使われることがほとんどだ。 円卓の中心にキャンドル立てのような細長いく背が高い金属製の台が設けられていて、先端に名前の一文字を書いたカードが取り付けられている。 会場に入ってきた参加者たちは、その一文字を目安にしながら自分の円卓を探して着席する。 そして、円卓を囲む全員が揃うと、係りの人が金属製のカード台をスマートに運び去ってゆく・・そんな光景だ。

今回の結婚式では、その一文字が全て鯛の名前に入れ替わっていたらしい。 真鯛・石鯛・黒鯛・甘鯛・姫鯛・そして金目鯛。 それらは全て円卓につけられた名前だったのである。 これは初めて見る光景だ。 伊豆だからそうなのか、それとも関西圏の文化ではこうなのか、謎は深まる。 まあ別に名前を置き換えてしまうなら、花の名前とかをカタカタで書いてあっても何の不思議も無いけれど、よりによって鯛の名前というところが、なんとも中途半端な雰囲気を醸し出していて、マニアックな思考回路を持つ私には思わずグッときた。

ここまでは善しとして、席次表の末席の方(ご親族が座られるあたり)にはこんな鯛もあった。 錦鯛・千年鯛・金時鯛・・そんな鯛、知らないぞ?

鯛ワールドも奥が深そうである。

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