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2005.05.05

静かって言えば、そうですけど。

このゴールデンウィークは何だか静かだ。 トップシーズンに限ってかかってくる「勘違い電話」(例えば当日の夕方になって、「(大人)10人と幼児2人泊まれますか?」とか、「5000円で2食つけて泊まれませんか?」みたいな当方からすると無鉄砲だなあと思うような電話。)も無かった。 おいでいただいたお客様方も常識的な「精神的に大人の方々」ばかりだったので、館内の雰囲気も落ち着いていた。 何よりも違ったのは、グラウンドを利用しているスポーツ団体が皆無に等しかったことで、朝から掛け声や気合いの声が響くことも無く、のんびりと野鳥が歩いていたり、たまに人影があってもお散歩を楽しむ方で、騒いだり大声を発したりすることもなく、小鳥の鳴き声だけが響いていた。 山の下を走る国道を爆音を立てながら通り抜ける車の音も響いてこなかったし、強くブレーキを踏んだときのタイヤの音やサイレンも無く、穏やかに時が過ぎていった。

静かで穏やかな環境の中で過ごせるのは、精神衛生上はとてもありがたいことではあるものの、観光地としては少々心配である。 「大丈夫かな?」とか、ついつい考えてしまう。 いや、伊豆も世の中も、ちっとも大丈夫ではないだろう。 不況とかゆとりの無さなどに限局した問題ではなく、旅行そのものに求める内容の変化の大きさを、最近痛感している。 一つの時流ができてもそれが長続きせず、あっという間に価値観そのものが変化してゆく。 時流そのものも多様化し分散し、「みんながこぞって」という大きな流れではなく、「ある一部の人々が」という小さな流れだし、ますます小さく小規模になっているみたいに見える。

このところ自分の頭の中で滞っている「無味無臭」というキーワード・・どういう意味があるのか、まだ私にも分析できていないが、近い将来の何かを象徴するものなのかな、という予感がする。

緑の眩しい5月。 まだ自分でできることの少なさに閉口しながら、自分の内部にあるストレスと戦っている。

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