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2005.05.23

あれもこれも

「いたたたた」・・多分明け方近く、怪我で固定している側の膝が痛くて目が覚めた。 身体を動かしている昼間ならまだしも、寝ている間にこんな痛みを覚えるのは、やって以来初めてのことで自分でも少々焦る。 覚醒してみると、関節固定用の強力なサポーターを付けているにもかかわらず、膝を曲げようとジタバタ動かしていた僅かな記憶が残り、確かに強引に膝を曲げたようとしている形になっている。 そろそろと足を伸ばして、筋肉の緊張を解いて、「何でこんな無理をしようとしたんだ?」、と、自問してから思い出した。 そうだ、夢の中で何か恐ろしいものに追いかけられて、全速力で走って逃げていたんだっけ・・。

膝を曲げないということは、フトモモの前側の筋肉である大腿四頭筋があまり使われないということだ。 もともと筋肉注射を打ち込めるような大きな筋肉で、普通の生活においては運動量も多い部位だから、いざ使えないとなると筋肉が暇を持て余しているらしく、「手持ち無沙汰ですぅ~!」とでも言っているような感覚が自覚されていた。 人は夢の中で無意識に欲求を発散していると言われる。 だとすれば、怪我で壊された部位が修復されてきて、身体が「そろそろ動きたい」と自己主張しているのかもしれないと思った。

人間は欲張りな動物だから何かを禁止せざるを得ない状況になると、それが例えちっぽけなことであっても、ひどく損した気分になるものらしい。 普段そんなにお酒を飲む習慣がないくせに、病気で医師からお酒を飲まないように言われると、なぜだか無性に飲みたくなったりするし。 かつての職場仲間の栄養士さんも、こんなことを話していたっけ。 「糖尿病の人に『あれ食べちゃダメ、これも食べちゃダメ』って言うと、栄養指導は絶対聞き入れてもらえない。 だから、わざと『なに食べても良いんですよ、大丈夫』って言って、相手を安心させてから、『なに食べても良いけど、量を少し減らしましょうね』と、話をすれば、上手くいくことが多いのよ。」 さすがは百戦錬磨の栄養指導の鬼(?!)だと感心したものだ。 欲求は満たしつつ、上手に制限とつき合う・・ちょっとしたテクニックがストレスを減らすに違いない。

膝の靭帯に負担がかからない程度に、筋肉のセッティング運動(筋肉の長さを変えないまま、筋肉の収縮を行う運動)をしながら、「もう少しの間の辛抱だからね」と、筋肉の欲求をごまかしてみた。

 

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コメント

欲求を満たしつつ制限に付き合うって、加減がとても難しいですよね。
うちはこのくらいは平気だろう、という予想が外れる度に加減して、ようやく加減がわかるといった感じです。
何度も痛い思いをさせてごめんなさい!という感じですが、個人差がある病気なので人の体験はあまり参考にはならないし、仕方ありません。

うちがお世話になっている栄養士の先生は、「どうせ肉を食べるなら、うんと高い奴にしなさい」と言ってくれます。
確かに余り「駄目」という言葉は使わず、それがストレスにならずに加減することへ大きく貢献しているように思います。

投稿: むうちん | 2005.05.28 09:45

むうちんさん、いらっしゃいませ。
>「どうせ肉を食べるなら、うんと高い奴にしなさい」と言ってくれます。
これはナイスですね! うんと高い肉はあんまり量を食べられないし、一石二鳥とでも言いましょうか。
同じ条件でも、その時々で発症したり、何事もなく通過したりするところが、生身の人間の難しさなのかも知れません。

世の中の色々なことが不安定で、何とか前向きに過ごそうとすることに、逆にエネルギーを消耗してしまう・・そんな今のご時世。 小さな幸せを大事にしたいですね。

投稿: リーボー | 2005.05.28 12:39

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