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2005.05.13

美味しそうに食べる

テレビをつけると、どこかのチャンネルで必ず誰かが何かを食べているほどに、ものを食べる場面が頻回に流れている。 役者さんから一般の人まで映されている人は様々だし、食べ方や表情・表現も当然人それぞれ。 テレビで「美味しい」と伝えているからといって、本当に美味しいとは限らないとしても、やはり素直な感想はそれなりに表情に表れているように思う。

最近殊に目立つのは、体格が良いことで知られる某お笑いタレントのIさんで、「まいう~」という言葉を流行らせた番組でも馴染みが深いが、実は私は彼の食べ方があまり好きではない。 人が善さそうな好印象は多分本当に間違いが無いのだろうし、食べることが大好きな様子もまた事実だと見て取れるのである。 にもかかわらず気に入らないのは、わざとハフハフして故意に一口で頬張らなかったり、ごっくんといきなり飲み込んでしまったりするオーバーアクションが目に付くからだ。 CMで編集されたものを見ているなら、何も気にならずに処理されているが、それなりに録画時間の長い番組では、どうしても鼻についてくる。 そうでなくても、口に物を入れたまま笑いを取ったりするのは論外だろう。

一方、最も美味しそうに食べているなあ、と、いつも感心するのは、中華料理のレトルト調味料のシリーズでCM出演している「とんねるず」の木梨さん。 あそこに出演している家族役の方々は、みんなとっても美味しそうに食べているのだが、父親役の木梨さんは秀逸だと思う。 ガバッと口をあけて、どどどーっと口に運び、ほっぺを膨らませてニンマリしている様子は、決して上品ではないのだけれど、間違いなく美味しそうだし、うっかりこちらまで「今夜は中華にしようかな・・」などと考えたりするほどの勢いがある。(これはスポンサーの思う壺ってことですな。) 人が物を食べている光景を映した作品の中で、あのCMのシリーズは本当に良くできていると唸って見ている。

食事をしている場面には、人柄や普段の何気ない生活の様子が表れると言う。 逆に何の緊張も無く食事そのものを楽しめる相手とは、本当に腹を割って付き合っている証拠にもなるだろう。 カメラを相手にひとりで美味しそうな様子を作り出さなければならない役を演じるのは、かなり大変なことに違いない。 今日も日本各地で行われているであろう食事場面のロケに思いを馳せながら、出演者たちにちょっと同情。

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