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2005.06.03

大胆に、繊細に。

よく「(料理を)たくさんまとめて作ると美味しくなる」と言われる。 果たして本当にその通りなのかを、頭の片隅で昔からずっと考え続けている。 確かにそういうものもある。 お米を炊くとき、筑前煮に代表されるような純和風の煮物を作るとき、カレーやシチュウを作るとき、コンソメやブイヨン、フュメなどを引くとき、そしてインスタントコーヒーでさえも人数分まとめて作ると香りが全然違う。

ところが、ある量を超えるとその効果が一気に無くなる。 例えばサラダをドレッシングで和えるとき、どうも美味しくできるのは4人分くらいまでだと思うし、炒めご飯や紅茶の抽出は2人分までか? オムレツに至っては一人前ずつが原則だし・・。 器の容量と中身の量との兼ね合いかとも思っていろいろ試してみるが、どうもそれだけでは説明できない何かが存在しているみたいだ。 つまり、料理によって美味しくなる量はほぼ決まっているような気さえする。

繊細に加減を調節しながら作る料理では、どうしたって一度に作ることのできる量は限られる。 逆にたくさんの量を一気に作ることによって、素材からの旨みが集まってお互いを引き立てることもある。 パーティー料理に向くか向かないかは、そんなところで決まってくる場合もあるだろう。

繊細さと大胆さの使い分け、とでも表現すれば良いのだろうか。 料理もどこか人間関係に似ているのかも知れない。 人間が作っているのだから、当たり前かな。


 

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