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2005.06.13

知り合い その1

サッカーの日本代表チームが、次回のワールドカップへの出場権を獲得した次の日のことだ。 何気なくつけたテレビで、おそろいの青いユニフォーム姿で応援していたサポーター達が、喜びに興奮している様子が放映されていた。 何人かへの短いインタビューがなされ、顔がアップになった瞬間、「あれっ?この人、知り合いだ!」と、気付く。 誰だったっけ?・・しばしの間考えて思い出した。 中学校でクラスメイトだったW君だ。 間違いない。 「へー、サッカー好きなのか。 熱心なサポーターをやっているんだな、ふーん。」 そんなに親しかった訳でもなく、卒業してからもそれっきりで、残念ながら連絡をとっている仲ではない。 当然お互いがどこでどんな風に生活しているのかも、まったく知る術がない。 でも、確かに知り合いで、顔と名前は一致するし、当時のシャイで寡黙な感じも手に取るように思い出せる。 そんな相手の現在の一瞬を垣間見て、妙に恥ずかしいような不思議な感覚を覚えた。

これだけたくさんのメディアに囲まれていると、予期せぬ瞬間にいきなり知り合いが登場することがあって驚かされる。 知り合いの中には一躍有名になってテレビで見かけない日はないくらいに登場し、挙句の果てに高額納税者の仲間入りを果たしてしまった人もいて、(その人の場合は、知り合いと言うよりももうちょっと近い関係ではあるのだが。)そこまでくると、テレビで見かけたからといってもう驚くこともないが、タレント業や芸能人等プロではない、一般の知り合いの場合は逆にインパクトが強い。

今までで一番びっくりしたのは、「TVチャンピオン」に出場していたH君を見つけた時だ。 正確なタイトルは忘れたが「汗かき王選手権」みたいなもので、要するに大汗をかいたものが勝つという内容。 自分の身体から滴り落ちる汗で、ろうそくの炎を消してゆくという、こちらから見たら超人的な競技をしていた。 そこに小学校の同級生が選手として出ていたのである。 確かに当時からふくよかな体形ではあったが、まさかこんな場面でお目にかかるとは・・と、呆気にとられてしまった。 当然立派な社会人だし、それなりの年齢にもかかわらず、やはり顔つきや喋り方は当時の面影を強く髣髴とさせていた。 応援して良いのか、どんな気持ちで見ていれば良いのか、小さな混乱の内に、結局彼は予選落ちしてしまった。

あるときからスパッと途切れてしまった知り合いとの縁を、再び繋ぎ直そうとも意識しないけれど、例えばふと年賀状が届けられたりしたら、途切れた瞬間にタイムスリップしたように何かを分かち合うこともできるのかも知れない。 そこに踏み込むかどうかは、自分や相手が意識的に選択しているのだろうし、タイミングみたいな物も存在するのだろう。 今まで生きてきて、自分はどれだけたくさんの人と知り合いになったのだろうか。 そう考えると、なんだか不思議な気がする。


ちなみにお知らせが少々。
14日、9時から15時までシステムのメンテナンスにより、この「リーボーですよ!」に、コメントの書き込み・TBの設定などが出来なくなるそうです。 ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。 (最近、あまりに重くて使い勝手が悪いので、何とかなっていただけると良いのですが・・^^;)

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