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2005.07.06

作り方は同じなのに

実家の母から宅配便が届く。

毎度の事で、荷物の隙間を埋めるように「美味しそうなもの」が、ちょこちょこと入っている。 「死に物狂いで種を取って作った」というルビー色をしたユスラウメのジャム、おかきの小さな袋も出てきた。 そして、奥の方に食品用ビニール袋に三重に包まれたずっしりと重い謎の物体が・・。 でも、フルーツ系の甘酸っぱい匂いが溢れてきているので、なんじゃらほい?と恐る恐る口を開いて覗き込んだら、どうやら梅の甘露煮のようだ。 くすんだ緑色の梅の実が、ポテッとシロップを含んで柔らかくなり、自分の重さで潰れかかっているくらいにジューシー。 その場で早速一粒摘み食いだ。 皮も柔らかく甘さもちょうど良くて、さすがに素晴らしい出来! 「いやはや、まだまだ追いつけないな・・」なんて内心頭を下げながら、御礼の電話をかけることにした。

「手間のかかる『梅の甘露煮』なんて、良く作ったわねー」と言うと、「えっ?そんなの入れてないわよ」と、意外な答えが返ってきた。
「あれ?入ってたよ、甘い梅・・」
「あー、わかった(笑い)! あれはね、煮たんじゃないのよ、砂糖漬け。 梅ジュースを作ろうと思って砂糖に漬けておいたのに、ジュースがちっとも出来なくて砂糖漬けになっちゃったのよ。 で、お父さんと二人暮しなのに、こんなにあっても食べきれないから、あなたの所に送れば何とかなるだろうって思って送っちゃった。 ごめんね。」
「そうだったんだ・・いや、こっちはうれしいけどさ。 で、どうやって作ったの?」

話を聞くと、作り方は私の梅シロップと何も変わらない。 砂糖と梅の実の配合比率も全く同じだ。 なのに何故か水分がほとんど上がらないまま、砂糖漬けが出来上がってしまったらしい。 母は梅シロップを作りたかったし、私はこんな砂糖漬けを作ってみたいと思っていたのに、レシピが同じではお話にならない。 ふたりとも「変ねぇ」、「おかしいねぇ」を繰り返すしかなかった。 母もこんなことは初めてだと言う・・。

結局私の作った梅シロップを、そのうちおすそ分けすることにしたのだが、一体どこで何が違うとこの差になるのだろうか? 不思議で仕方がない。 偶然の美味しい産物に感謝しつつも、ほとほと首を傾げながら、もう一粒摘み食いさせてもらっていたのだった。 料理って難しい。

ちなみに・・
あさって7月8日、8時から11時くらいまで、サーバーメンテナンスでこのブログも閲覧できなくなるらしいです。 ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

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