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2005.07.04

茗荷(みょうが)

昔から香味野菜と呼ばれる物はことごとく好きなのだが、その中でもミョウガは格別。 梅酢や甘酢に漬けた物よりも、生のままかあるいはちょっとだけ加熱した状態で使うのが好き。 漬物にするならば糠漬けくらいに留めておいて欲しいと、個人的趣味からは思う。 やっぱりミョウガは香りが命だからだ。

今では一年中出回っているミョウガも、本来は初夏からが本物。 そう、ちょうど蚊と一緒にやって来る感じ。 賄い用の食材を収めておく冷蔵庫には、この時期常にといっても良いほど、ミョウガがいつも入っている。 そして、なんにでも使ってしまう。 冷奴にミョウガ、納豆にもミョウガ、お刺身にもミョウガ、冷やした麺類にもミョウガ、サラダにもパスタにも天ぷらにも使う。 極めつけは私の朝ご飯・・スライスしたミョウガに削り節を少々、これに醤油をちょろっとかけてご飯にのせる。 晒したりせずにミョウガの持っている辛味も一緒にいただく。 これが一番好きな食べ方かも知れない。 実はこれ、酔っ払った後の「腹固め」のメニューとして、居酒屋さんでいただいたのが最初だった。 お店ではミョウガの他にウズラの卵黄ものせてあったのだが、それはちょっと余計に感じられたのではしょらせてもらっている。 ミョウガ好きにはたまらない一品だ。 シンプル・イズ・ベストそのもの。

実家の母は日本人としては珍しくお味噌汁が嫌いな人だが、ミョウガのお味噌汁だけは例外で、夏になると良く作ってくれた。 ミョウガ2~3個を斜めに薄く切って、溶き卵1個分と混ぜておく。 普通にお味噌汁を作り、最後にミョウガの入った溶き卵を大き目のスプーンを使って、ぽとぽとと一口大に味噌汁へ落としてゆく。 ひと煮立ちするとミョウガを包んだ卵がぽっかりと浮かんでくるので、お椀によそって出来上がり。 ミョウガにはまだシャリシャリした食感が残っていて、ふわっと香り立つ。 夏ばてして食欲が無い時は、これを冷たいご飯にかけると、体が受け付けてくれたことを思い出した。

暑い時期は苦手だが、ミョウガだけは楽しみだ。 今年も楽しませていただこう。

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