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2005.08.03

「アクティブ系」と「だらり系」

例年のことだが、夏休みのお客さんは大きく2パターンに分かれる。 ひとつは「アクティブ系」、もうひとつは「だらり系」である。

「アクティブ系」は「それ!夏休みだー!!」と叫ばんばかりに貪欲に遊びまわる。 たとえば幼い子供連れのご家族や、カップルでもこのような方々が見られる。 朝早く街を出発して、海に行ったりプレイスポットを精力的に回る。 寝る前に翌日の計画を立てて、お昼ご飯のお店もチェック。 早朝から散歩をしたり虫捕りに出かけ、朝食前に朝風呂に入る。 で、朝食は出発の用意を済ませてから食べて、あっという間にチェックアウトしてゆく。 『ますたあ』と違って朝は厨房に篭っている私にとっては、「あれ?いつの間にかもう行ってしまったのね」、などというパターンだ。

片や「だらり系」はとにかく休むことが目的で、食事、お酒、お風呂、睡眠、以上の繰り返しになる。 二泊なさる場合も多いが、朝食を済ませるともうほとんど部屋から出てこない。 夕方になってから軽く外出しても、なぜかすぐに戻ってくる。 夕食の後でもうひと眠りして、22時くらいからお酒を飲み(このパターンの方は何故か酒豪が多いのも特徴)、日付が変わる頃になってお風呂に入り、朝ものんびりと寝ている。

同じ建物の中で「アクティブ系」と「だらり系」が混在している様子が、我々にとっては「いかにも夏休みの光景」で、夏休みの実感でもある。 バータイムやお風呂の利用時間も、なんとなくパターンによって住み分けられているので、混乱はほとんどおきない。 不思議なものである。 どちらかといえば普段から「だらり系」のお客様が多いのがメモリアの特徴でもあり、ひと眠りする毎にどんどん表情が豊かになって人間らしさを取り戻してゆくのが見て取れるのも面白い。 それで、チェックアウトの時には「ゆっくりできました」とか「生き返りました」とかおっしゃる・・よっぽど日常で疲れ果てているのだな、と、社会の歪みを垣間見る気持ちになる。

私自身も夏休みが終わると「だらり系」になる人間なので、「だらり系」の気持ちは良く解るつもりだ。 上手に気を抜く時間も、また必要だろう。 きっと「アクティブ系」の方々も、家に帰ってから「だらり系」になっているのかもしれない。 そう考えると、両者の違いは何処でだらりとするかだけのようにも思われる。

どうぞ皆様、それぞれに良い夏休みを!

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