ぶひぶひ・・
メモリアから車で10分弱の所にある仕出し料理屋さんは、庭先でイノシシを飼っている。(って、スゴクない?)
数年前、「いのしし村」の新聞折り込み広告で、瓜坊つまりイノシシの赤ちゃんの里親を募集していた。(って、これもスゴクない?) 正直、ちょっと心が動いたが、大きくなった時の事を思うと自信がなかったのと、冬になればどうせ庭にイノシシがやって来るので(これだってスゴクない?)、喧嘩になったりすると建物が壊れたりしかねないと思って、応募を諦めた記憶がある。
料理屋さんの庭先のイノシシ嬢がどこから来たのか、尋ねたことはないけれど、この辺りではそのくらいイノシシは身近な存在ということだ。 猟師さんたちはシーズンになるとイノシシ狩りをして、肉は市場に出回ったり地元で消費される。 肉や内臓のおすそ分けに与ることも『よくある話』で、決して珍しいことではない。 「お志はありがたいけれど、ウチはあまりたくさんは要らないです」というスタンスをとっているから、そんなに頻回には手にしないけれど、「大好きだからたくさん欲しい」と言えば、そこそこ手に入ってしまうだろう。 多分これって、都市に住んでいる人から見たら、信じられないような事実だと思う。
ここで暮らしている間に、こういった感覚にすっかり染まってしまった。 普段はそれが当たり前だと思っているが、時々ふと「実はこれってスゴイ事かも・・」と、気づいて焦るような気持ちになる。
どちらの「普通」も経験できたことが、何よりも自分の財産なんだと思う。
| 固定リンク
コメント