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2005.10.20

イカをさばきながら

中くらいのヤリイカが一山300円で魚屋さんに並んでいた。 賄にはちょっと多いかな、と、思いつつも購入。 帰ってから数えたら7杯も入っていた。 大きさはさほどでないものの、肉厚のしっかりしたイカだった。 一度には食べきれそうもないので、とりあえず下処理。 胴から足を引き、軟骨をはずし、エンペラをはがして、ゲソから目とくちばしを取ってから吸盤をこそげる。 2杯分ずつラップで包んでから冷凍庫へ。 ふと気付けば、やけに集中して手だけを動かしていたようだ。 時計を見て、思いの外時間が経っている事に驚いた。

魚をさばいたり、枝肉を切り分けたり、丸鶏をさばいたりする時は、いつの間にか集中していることが多い。 周りのことが見えなくなっているというほうが適切かもしれない。 あまり話しかけられたくない時間でもある。 無意識ながら自分の作業に美意識を追求しているような、何か不思議な感じなのだ。 料理の過程における他の作業でも、それなりに集中してはいるのだけれど、包丁を持っている分だけ集中力が上乗せされているようだ。

実家の父は魚のお刺身が大好きなのだが、「さばくのも楽しみの内」と、よく言っていた。 「気分転換になるんだよなあ」、とも。 雑念を排除して集中する独特の快感・・父の言っていたことが、イカをさばきながら理解できた気がした。   

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