予想外の敵
口の奥はわずかに回復の兆し・・単にこの状態に慣れてきたのかもしれない。 食事時間に合わせて使っている鎮痛剤を、そろそろ止めてみようかと思っている。 なにせ食事は一日に3回もあるので、こちらとしてもそれなりに学習してきた。 なにをどうやったら、どのくらい食べられるのかの手加減が解ってきたようだ。
固いものはまず考えられないと思っていたのだが、ポイントは噛んですぐペースト状にこなれるかどうかの問題で、そのものの固さは関係が無い。 例えばクラッカーとかも大丈夫。 ただし、一口分の量は思い切り少なくして、そう、カルビー社の『じゃがりこ』のコマーシャルのように、かりかりと・・。
意外にも重要なのは味だ。 味がついているものはかなり厳しい。 表面に醤油をつけて食べるものは『冷奴』のように柔らかくてもダメだし、噛んだ時にじゅわっと味が染み出てくる『大根の煮物』や『がんもどき』などはもっての外。 特にしょっぱい味と酸っぱい味には敏感に反応する。 試していないが、グレープフルーツなんて考えただけで頭が痛い。
今は全粥に味をつけないおかずを少々・・さすがに飽きてきたが、お腹は普通に空くので文句を言っている場合ではない。 秋だし。
しばらく前からチョコレートが食べたくて、『ますたあ』に買ってきてもらった。 これなら口の中で溶けるだろう、と、何も疑わずにポイと口に入れたら、思いっきり沁みて飛び上がりそうに! 甘い味も濃いとダメみたいだ。 ちゃんと身構えてから口に入れないと、えらい目に合う事も学習した。 油断は禁物ということか。
日ごろ何気なく食べている食事というものは、意外にも消化管の粘膜にとっては強い刺激になっているものなのだな、そりゃ癌もできるわなあ、と、思う。 などと書いていても、治ったらケロッと忘れてしまうのだろう。 まさに「喉元過ぎれば・・」とは、このようなことを指すか?
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