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2005.12.18

風干し

冬型の気圧配置が続くこの時期は、メモリアのある高台も風が吹き荒れている。 おかげで気温が低くても洗濯物がそこそこ乾いてくれるのでありがたい。 大根の皮を厚めに剥いて(当然ながら中身は料理に使ってしまう)、千切りにしてからザルに並べて外に出しておくと、2日とかからずに切干大根になる。 最近ではシイタケの軸も裂いて一緒に干しておくようになった。 同じ材料を生で食べるのと、一度干して戻してから使うのとでは大違いなので、楽しんでいろいろ干している。

魚やイカを干したこともあったのだが、カラスやトンビ、猫までも集まってしまうので、こちらは早々に諦めてしまった。 美味しかっただけに残念だ。 野生の動物たちは軟弱なナイロン製の網ぐらいは、力ずくで破ってしまう根性の持ち主なのに対し、こちらはあまり欲も無いものだから、勝負は目に見えている。 自然界は根性がなければ生き残れない所なのだと、教えられているような気分になるのはこんな時だ。

一方、野菜類は動物たちにはあまり人気がないので、イモ類が夜中にイノシシにやられることだけ気をつければ、安全に外に出しておくことが出来る。 大きな一株物の白菜を4つから8つ割りにして、お日様の元、一日干しておくだけでも、ぐっと味が凝縮されてくる。 それを普通に料理に使えば、当然加熱しても良いし、旨味が増すのでサラダにしても美味しい。 完全な生とは歯ごたえも味も違って面白いので、小さなベランダでもあればお試しあれ。

以前、干しイモに挑戦しようとして、蒸かしたイモを並べておいたら、夕方にはすっかりなくなっていた苦い経験がある。 犯人は結局判らずじまいだったのだが、美味しいものはみんな良く知っているらしい。

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