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2005.12.05

アンモナイトの化石

アンモナイトのピアスを持っている。 直径1センチほどのアンモナイトの化石が縦に二つ割にしてあって、断面がそこそこ滑らかに磨かれている。 淡い灰色とも茶色ともいえるような、よく目にする化石の色。 身に付けていてもアンモナイトだと気付く人はあまりなくて、大抵は「変わった石」に見えるようだ。 「アンモナイトなのよ」と説明すると驚かれる。

色のためか、小さいのに独特の存在感があるので、夏は暑苦しい印象がして、あまり使う気になれない。 冬になってセーターで過ごすようになると、やっと似合ってくる印象だ。 さすがに持っている他のピアスに比べると、格段に重たい。 化石だものなあ・・。 収まりが悪いと、耳たぶにぶら下がっているような感覚を常に感じることになる。

ジュラ紀のものだと説明を受けて買った。 アンモナイトは当時それこそ「腐るほど繁栄していた」らしいから、決して珍しいものでも高価なものでもない。 が、化石は地層の中に埋まっているので、輪郭を丁寧に掘り起こすのが相当手間と根気の要る作業らしく、装飾品としては数があまり使われない。 それよりも地層ごとデパートの壁剤として移植してしまった方が、よっぽど安上がりで簡単ということらしいのだ。 

よくよく思えばアンモナイトとは言え、化石を身に付けているなんて、原始時代を描いた漫画のように、動物の骨を装飾品として身に付けているのと同じことになるわけで、本来はあんまりセンスの良いことではないのかもしれない。 でも、長い長い生物の進化の歴史を身近に感じるし、生物の進化図の、あのフォーク式の表をふと思い描いたりもして、実は気に入っていたりする。

歴史のあるものは、やっぱり重たいものと相場が決まっているようだ。 

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