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2006.02.08

梅便り

買出しで足を伸ばし、大仁(おおひと)の町へ。 

駐車場に車を置いて、銀行や本屋などに立ち寄りながら歩いていたら、ちょっとした商店街の電柱にひとつずつ、30センチほどに筒切りにされた青竹が無造作に括りつけられている。 何かと思ってよく見たら、その青竹を器にして梅の枝が生けられており、小さな蕾が膨らんでいた。 白梅、紅梅、八重のもの・・いろいろだ。 今日は冷たい北風が強く吹いていたが、梅の枝の周りにだけぽっかりと春の空気が漂っているようで、ふいに心が和んだ。 商店街にはポスターが貼られており、来週には地域で梅祭りが行われるらしい。 みんなで春を待っているような、不思議な連帯感を微笑ましく感じる。

お菓子屋さんの店先には「うぐいす餅」の手書きの文字。 お習字の見本のように半紙に墨で書かれて、ポップも色使いも無い力強い文字。 その飾り気の無い無骨さが、職人技を象徴しているようにも思われて、内心「うーん」と唸る。 和菓子も文字も、春を呼び込んでいるみたいだ。

車に戻る途中では、小さな陽だまりに紅梅が満開になっているのを見つけた。 強く冷たい風の中、凛と背筋を伸ばして咲き誇っている姿に、思わず足を止めて見入ってしまった。

春はきっと、もうすぐ・・のはず。

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