お花見
風は少し強かったが、それでもきれいな青空で良く晴れ渡った春の一日。
義父の入院している病院は川沿いに建てられていて、河川敷と建物の間にソメイヨシノがたくさん植えられている。 自家用車で病院への進入路を進むと、それが見事に満開なのが見えた。 そこで、早速、お散歩を兼ねて車椅子の義父を外へ連れ出した。
まだ花が開いたばかりと見えて、風が強くても花びらが散ることもない。 花をめいっぱいつけてボテボテに重たそうな枝が、ゆさゆさと揺れている様子はなんともダイナミックで、命の力強さを見せられた気分だった。
日常の中の、ちょっとしたお花見。 いつの間にか世の中は春爛漫になっていて、なんだか自分だけ置き去りにされていたような、不思議な感覚を覚えた。
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