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2006.05.14

リスとあの曲と。

このところ、何だかぼーっとしている内に時間だけが経過しているような感覚で、まったく嫌になっちゃう。 それでも普段のハウスキーピング的な用事は、何事も無くこなしているわけだから、無事に平和に暮らせている以外のなにものでもないはずなのだけれど。 ホント、我侭で贅沢な奴。

雨続きのちょっとした晴れ間に、近所のトレッキングコースへ山登りに出かけた。 8km.コースらしく、私の足でのんびり歩いてもちょうど2時間くらいだ。 椎茸を栽培している農家の方が管理に入る以外は、ほとんど登る人もいないので、一応簡易舗装で足元は整えられているが、ほぼ手付かずの里山登りという状態に近い。

椎茸の菌を植え付けた「ほだ木」が、杉林の根元の鬱蒼とした地面に組み合わされて規則正しく並んでいる。 その上に何か跳ねるものが・・。 「ん?」、と、足を止めて良く見たら一匹の日本リスだった。

「あっ」、と、思った次の瞬間に、頭の中に♪“I don't care”って言えるようになるまでずーっと・・と、宇多田ヒカルさんの声が聞こえてきた自分の苦笑を飲み込む。 ふさふさの尻尾の、まるでぬいぐるみのようなリス。 お互いじーっと見詰め合ったまま、たじろぎもせず、暫し風の音を聞いた。

他にも数羽のキジと会い、集団で移動中の名前のわからない小鳥に、パーカーの上にいつの間にかくっ付いていた尺取虫を突付かれたり、あっちとこっちで会話しているサラウンド放送のようなウグイスの鳴き声に囲まれたり、鹿のお尻だけ見たり、危うく道に出て来ている沢蟹を踏みそうになって慌ててみたり。

当たり前のように動物がいて、当たり前のように雨が降り、当たり前のように毎日が過ぎてゆく。 ・・やっぱり、これは贅沢なことなんだろうな、と、思いながら、山の中を歩いてきた。 

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