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2006.05.09

ハワイの赤い塩

ハワイのお土産で、塩をいただいた。 それがまた、非常に美しい色合い。 朱を薄くしたような、ちょっとオレンジがかった優しげな赤い色をしている。 カクテル好きの方にしか通じないかもしれないことをお許しいただいた上で書けば、グレナディンシロップをソーダで割って、ロングカクテルを作った時の色だ。

早速湿らないようにガラスのビンに移して、すぐ使う分はミルに入れ、厨房の出窓に並べた。 あちら側から光を浴びると、塩だから半透明で余計にきれい! 一片が3mm.ほどの粒は、スワロフスキーのビーズほどにお洒落に見える。 私は、調理に関係ないものを厨房に置くことを好まないし、効率重視の人間なので調理に使う小物もステンレスやガラスばかりで、結果としてとても無機質な冷たい空間が出来上がってしまっている。 花も緑も窓の外の借景ばかり。 そこへ穏やかにきらきら光る粒がみっしり詰まったガラス瓶が加わって、一気に華が添えられたみたいだ。 こういうのも、良いもんだな・・と、思う。

お手紙によれば、この赤はハワイの溶岩の色らしい。 きっとモリブデンか何か赤い金属類が微量に混じり込んでいるのだろう。 一粒口に含んでみると、まろやかな印象の味ではあるが、やっぱり塩は塩。 なんだか地球を舐めているような気分になってくる。

仕事で忙しい合間に、こんなきれいな塩を見つけてきてくださったことに敬意を表して、手始めにロコモコを作ってみた。 小さめのハンバーグに半熟の目玉焼き、昨日の夕飯に一切れ残しておいた鱸のフライ。 それをレタスやスライスした新タマネギと一緒に、五穀米ご飯の上に乗せる。 本来はタコ・ソースのところだが、ハンバーグを焼いたフライパンに残った焼き汁に、例の赤い塩を溶かしてからチリペッパーを多めに加えた「塩だれ」にして、全体に回しかけてみた。 マヨネーズを細く搾り出してアクセントに。 気分だけはすっかりハワイと言ったところ。 

雨続きの湿っぽい日。 ハワイの乾いた空気と、まぶしい陽射しに憧れながら、美味しくいただいた。

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