« 摘み草料理 | トップページ | ハワイの赤い塩 »

2006.05.07

競馬中継に思う

私は賭け事は苦手なので、この歳になっても競馬の馬券を買ったことがない。 それなのに、鍛え上げられたサラブレッドが思いっきり走っている姿はとても美しく感じて、競馬中継のテレビは良く見ている。 毎週見ていればなんとなく解説も耳に入ってくるから、ちょっとは解ったような気になってなんとなく楽しい。

日曜日の午後は毎週フジテレビ系列で「スーパー競馬」という番組があり、若槻千夏ちゃんが危なっかしい感じでテロップを読み上げる姿に、見ているこちら側が、「間違えやしないか」と何故かヒヤヒヤしながら見ているのだが、GⅠ(グレード・ワン)の中でも天皇賞と今日開催されたNHKマイルカップだけは、NHKも生中継してくれる。 NHKの放送には当然ながら競馬新聞の編集長のようなゲストも来ないし、訳の解らない理屈を捏ね回す蝶ネクタイの競馬評論家も来ないし、それになんといってもCMが挟まれることもないから、非常に淡々と進行して『スポーツとしての競馬』というイメージが強く、共感が持てていた。

今日はほぼ同時にNHKとフジテレビが同じ内容の競馬を中継しているので、『一粒で二度美味しい』気分で、リモコンを片手に双方のチャンネルを行ったり来たりしながら眺めていた。 カメラアングルの取り方や、スイッチングのタイミング、アナウンサーの的確さにおいては、やはりNHKが一枚上の感じで、さすがだな・・なんて感心していた。 ところが、である。 ゲストとして招いていた競馬好きという三原じゅん子さんが出演しているらしいNHKの大河ドラマの番組宣伝ビデオを、競馬番組内で堂々と流し始めてしまった。 せっかく格式あるスポーツとしての競馬を楽しんでいたというのに、台無しだ。 あまりに悔しいから、速攻でフジテレビに乗り換えて、続きはそちらで見ていた。

この手法、民法では日常茶飯事的に使われるし、番組宣伝をするのと引き換えに、ゲスト出演を了承するようなことも多々あることなので、「まあ仕方ないな」くらいにしか感じないのだけれど、NHKは確実に一線を引いて、今までは使わなかった手だった。 だからこそ、純粋な内容の番組を客観的に作り上げられていた筈なのに、この有様は何たることか! なんだか凄くガックリ。 競馬の内容だけでは番組としての間が持たないのであれば、フジテレビを見習って調教の様子を事前に取材しておくとか、ジョッキーや調教師のコメントを集めておくとか、せめてそのくらいの事はしておくべきだろう。 ああ、何と情けないこと。 ここ最近の「組織としてのNHKの問題」の改革の結果が、これなのだろうか?? 受信料を払って損した気分になってしまったのだった。 ポリシーや誇りの投売りはご免被りたい。

個人的にはNHKの作るドキュメンタリーを評価しているだけに、NHKにもがんばってもらいたいのが本音なのだが、たかが競馬中継で思いっきり頭を抱えてしまった。 おーい、しっかりしてくれ!

ちなみに・・ここからは余談。
競馬のGⅠレースの出走直前には、競馬場で生の管楽器によるファンファーレが演奏されることになっている。 このファンファーレを演奏を担当しているのは様々な団体で、自衛隊系や消防系、学校の管楽部系など色々らしい。 よって、演奏レベルにも大きな違いがあり、ヘタクソな時は速さが演奏途中で流れてしまったり、出だし初っ端のトランペットが音を外して、聞かされているこちらがカックンとなったり、果てはチューニングそのものが「ん??」などということさえあるのだが、今日はさすがにNHKが冠スポンサーの競馬だけあって、なんとNHK交響楽団の管楽器メンバーが演奏していた。 上手い、さすがに上手い! それはそれは素晴らしい出来栄えで、「こんなに良いファンファーレだったのか!」と、思わず再認識させられてしまった。 JRAさんも儲かっているんだから、毎週このくらい上手な演奏者を呼んでくれたら良いのになあ。

|

« 摘み草料理 | トップページ | ハワイの赤い塩 »

コメント

リーボーさん、こんばんは。
えー、そうだったんですか。三原じゅん子さんの大河ドラマの番組宣伝。NHKの競馬放送といえば落ち着いて見られるのが売りなのに、なんだか見なかったこちらまでガッカリです。三原さんはプレゼンターとして優勝馬の関係者に花束贈呈などをしていましたが、番組にもしっかり出演されてたんですね;;

それと昨日のファンファーレは確かにうまかったですよね。昼休みには演奏を披露するイベントもやっていて場内に素敵な音色が響いていましたよ♪

投稿: みりん | 2006.05.08 20:02

そうでしたね、みりんさんは「生」で競馬場にいらしていたんでしたっけ。 やっぱりN響の方々はファンサービスもなさっておいででしたか。 いやあ、ファンファーレのたかが30秒のためだけに、あんな人達を呼ぶのも勿体無いかもなあ、なんて、思っていたところでした。 納得、納得。

三原じゅん子さんも、ついでのお仕事を頼まれてしまいましたかね・・? パドックの内側に入って馬の様子を眺めている彼女は、それはそれは嬉しそうでしたよ。 ニンマリしちゃってましたもん。 純粋にいちファンとして楽しんでいる姿の後だっただけに、余計に番組宣伝が残念でした。

投稿: リーボー | 2006.05.09 17:45

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 競馬中継に思う:

« 摘み草料理 | トップページ | ハワイの赤い塩 »