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2006.06.29

両親とケータイ

しばらく前に兄が実家の両親に携帯電話をプレゼントした。 それぞれに一台ずつ。 「着信音の設定とか、出来てる?」と、聞くと、「なかなか難しいんだよね」なんて言いながらも楽しそうだ。 年齢的なこともあるし、出先で何かトラブルがあった時のための連絡手段として、持っていてもらえればこちらも安心だと思い、気の利いたプレゼントをしてくれた兄に感謝する思いだった。

しばらく経って、私が実家に立ち寄った時のこと。 もうそこそこ耳が遠くなってきているためか、結構大きい音量でテレビをつけている中、何か電子音の音楽が聞こえた。 短くて同じフレーズを繰り返しているようだが、テレビの音に邪魔されて聞き取れない。
「何の音?」、と、私。
父は「何が?」 どうやら私の聞いている音楽を認識していない様子だ。
「何か短い音楽が鳴っているんだけど・・」
「そう?」
「目覚まし時計のアラームが変な時間にセットされてるとか、ない?」
「そんなのは使ってないよ。」
「灯油とか牛乳とかの移動販売とか」
「いや、来ないよ。」
「ゴミの収集の合図とか・・?」
「ないない。」
会話の間もずっと鳴り続けているので、とうとう私がリモコンでテレビの電源を切ってしまった。 すると、ワンフレーズだけ聞こえて、ぱったりと切れてしまった。 それを聞いた父が慌てて、「あっ、ケータイが鳴ってたのか!」 慌てて着信履歴を見ると同時に、固定電話の呼び出し音が鳴って。 電話の相手が固定電話にかけ直してくれたのだった。

電話が切れてから、携帯電話の呼び出し音量が最大になっていることを確認している父に、「マナーモードにして、ポケットにでも入れておいたら?」と、提案してみた。 すると、ちょっと疲れてゴロンと横になったりする時に邪魔だし、出かけて帰ってきた後にシャワーを浴びたりすると、そのまんま洋服と一緒に洗濯機に入れかけたり、首からぶら下げると肩がこって、結局ダメだと言う。 「うーん、そうか・・」なんて聞いていると、母が居間やキッチンの辺りでゴソゴソやりながら、「あれぇ?」とか「おかしいなあ?」とかぶつぶつ言いながら首を傾げている。

「どうしたの?」、と、尋ねると、今度は「私のケータイ、どっか行っちゃった。」 内心笑いそうになりながら、一緒に手当たり次第新聞等をひっくり返してみるが、なかなか見つからない。 はたと思いついて言ってみる・・「そうだ、お父さんのケータイからお母さんのにかければ、音が鳴るから判るんじゃない?」
すると、母が首を横に振りながら速攻で否定。 「だって、電源切っちゃってるもん!」・・ドリフターズの長さんの声が頭の中で聞こえた気がした。 「ダメだ、こりゃ。」

お年寄り向けの単機能携帯電話も人気のようだが、これから高齢化が進んでみんな老眼になって、新しいことを覚えるのが難しくなって、細かい指の操作が出来なくなったら、なんて考えたら本当に頭が痛くなってきた。

これはもう慣れてもらうしかないと考えて、その後、実家に電話する時には、父か母のどちらかの携帯電話の番号をコールするが、出なかったり電源が切られていたりで、いつも固定電話にかけ直しだ。 まあ、向こうからかかってくる急変自体が無いだけでも、充分ありがたいことなのだけれど。

やれワンセグだ、ウェブ2.0だ、などとは縁遠い人達も、世の中にはたくさんおいでのご様子である。 これもまた情報格差が広がっているひとつの現実なのだろう。

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2006.06.28

木犀肉

「木犀肉」と書いて「むうしいろう」と読む(らしい)。 中華料理の名前だ。 キクラゲと卵を炒めたもので、脇役として長ネギと豚肉・・ここまでは解っていた。

結婚して間もない頃、暮らしていたマンションの近くに、(日本語が不自由でオーダーにも時間がかかるような)あちらの方が料理なさっている美味しい中華料理屋さんがあって、そこで食べたのが生まれて初めてだった。 あんかけタイプではなくて、あっさりとそのまんま炒めた感じで、色もほとんど素材のものだったから塩ベースなんだろうと思っていた。 ところが、この「木犀肉」、「エビチリ」などのようにどこの中華料理屋にでもあるという訳ではなくて、滅多にお目にかかれない。 たまに「卵とキクラゲの炒め物」と書かれたメニューを見つけて頼んでみたが、どうも別物だった。

数ヶ月前に新聞の「プロの料理を紹介するコーナー」で、たまたまこの「木犀肉」が取り上げられているのを見つけた。 「ああ、やっと作れる!」と、喜んだのもつかの間。 新たな問題が発覚した。 どうやらこの料理の味のポイントは紹興酒にあるようなことが解説されているが、紹興酒は小さくても1リットル弱、下手をしたら一升瓶という大きな単位で売られている。 私も『ますたあ』も紹興酒をお酒として飲むのは、あまり好みではないし、日ごろからガバガバ紹興酒を使うほど中華料理を作っているわけでもない。 個性の強い独特の香りの紹興酒を他のメニューに使いこなすのも限界がある。 「木犀肉」に使う量は大さじ2杯・・一本買ってしまっても、持て余すのが目に見えているのだ。

買い物に行く度に、どこかに出かける度に酒屋さんを覗きながら、紹興酒の小さなビンを探すこと数カ月。 やっと、やっと、念願の300ccという小瓶を見つけ出した。 で、今夜早速作ってみたのだ。 お店の味とは若干違う気もするが、ご飯に合う美味しさでホッとした。 簡単な割には、また作ろうと思える出来だったので、早速ご紹介を。

「木犀肉」 2人前

 ●卵         Lサイズ2個
 ●乾燥キクラゲ  大さじ1強
 ●豚薄切り肉   4枚・・モモでもバラでも
 ●長ネギ      半本
 ●紹興酒      大さじ1
 ●片栗粉      大さじ半分
 ●調味料として
   醤油        大さじ1
   オイスターソース 小さじ半分
   紹興酒       大さじ半分
   砂糖        小さじ半分

卵をほぐし、長ネギは斜め切りに、豚肉は1センチ幅に切る。 キクラゲは15分水に漬けてから石附を取り、大きなものは半分に切る。 豚肉に紹興酒大さじ1と片栗粉を絡めておく。 調味料は全て合わせて混ぜておく。 フライパン、あれば中華なべにサラダ油を馴染ませて熱し、卵を入れてさっと炒める。 フワフワになったところで取り出しておく。 フライパンをきれいにしてから、改めて油を馴染ませて、豚肉を炒め、色が変わったらキクラゲ、長ネギを加え、手早く炒める。 調味料と取り出しておいた卵も加えて、さっと炒め合わせて出来上がり。

それぞれの素材の味がよく解る、シンプル・イズ・ベストな一皿。 炊き立てのご飯と一緒にどうぞ。

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2006.06.27

「スイカ・ソフトクリーム祭り」

日曜日の話題で恐縮だが、函南(かんなみ)町にある「酪農王国オラッチェ」で行われた「スイカ・ソフトクリーム祭り」に行ってきた。 単に名前に誘われて。

函南町は美味しい西瓜の産地として知られ(そういえば♪西瓜の名産地~なんて歌もあったっけ。)、この辺でも函南スイカはちょっとしたブランド価格で店頭に並んでいる。 そこに出来たオラッチェは、JRAさんが拠出している酪農事業に対する育成補助基金(正式な名称は知らないが)を使って始められた観光酪農施設。 体験農業や地ビール醸造、乳製品・畜産加工物の製造販売なども手広く扱っておいでだ。 『ますたあ』は西瓜が大好きだし、私は地ビールが飲めるし、ソフトクリームがデザートなら言うことなし。

まあ、「お祭り」といってもちょっとしたイベント(西瓜の早食い・重さ当て)があって、園内に子供が喜ぶような屋台が出てソーセージとか焼きながら良い匂いを充満させ、ソフトクリームを約半額で提供し、西瓜も安く売っている・・そんなところなのだが、子供たちもたくさん走り回っていたり、多分関係者の中年男性が大型バスで押し寄せたりもして、田舎にしては賑わいの雰囲気だった。 園内には仔牛やポニー・山羊・羊・ミニ豚・ウサギなども飼育され、近くで見たり触れ合うことも出来る。 子供連れのご家族にとっては、入園料がかからないのも魅力だろう。

地ビールを提供する小さなレストランで、遅い昼食をとることに。 一人前のポークカツレツのランチセットと、小さめのナンのピザ、それとビールを3種類とコーヒー。 これを二人でシェアする。 開業当初に一度来たことがあって、その時は完全に『田舎の蕎麦屋』のようなメニュー構成だったのだが、誰か外部の知恵が入ったのか、そこそこ小洒落たものを出すように様変わりしていて、他人事ながらちょっと安心する。 ただ、ビールの質が変わったというか、私の好みのタイプではなくなっていたので、その分が残念。 ホップの使い方にかなり特徴があり、万人受けする印象ではない。

しばらく動物相手に楽しんだ後、降り始めた雨を避けるように、大きな温室のような造りの喫茶コーナーで、「スイカパフェ」と「スイカジュース」を。 パフェグラスにごろんごろんとカットされたスイカが収まり、その上からソフトクリームが巻かれ、上にも小さな扇型のスイカが刺さっている。 字のまんまの「スイカパフェ」だ。 ジュースはスイカを絞ったもの。 こちらもスイカフロートよろしくソフトクリームが浮かべられている。 恐るべし乳固形分比率の高い原料と見えて、「チーズソフト」という名前にしても通用しそうな香りと味。 これにはビックリさせられた。 乳製品が嫌いな人は、多分食べられないだろう。 その割には脂肪分が低くて嬉しかった。 スイカが水っぽい果物で、香りが少ない(悪く言えば甘いだけ)だから、ソフトクリームを食べるとスイカの味が判らなくなる。 合うか合わないか、と、問われたら後者なのだが、「スイカ・ソフトクリーム祭り」だから、まあ仕方がないだろう。 スイカジュースは初めて飲んだが、風邪をひいて熱を出した時の飲み物といった印象だった。 個人的には「わざわざ絞ることもないかな・・」と。

このやたらと濃いソフトクリームは、甘さを思いっきりカットして、新鮮なウニやキャビア、歯ごたえとして薄切りのアワビなんかと合わせたら、夏の前菜としてきっと面白いものが出来るな、と、思う。

「スイカパフェ」と「スイカジュース」には福引くじがもれなく付いていて、園内のガラガラで抽選。 3等の「有機栽培無農薬麦茶」をもらった。 20パック近く入っているから、これでこの夏の分は充分足りてしまいそうだ。 よく読むと「モルト入り」、だそうで。 モルトと呼べば地ビール屋さんっぽいが、よく考えたら「発芽大麦麦茶」のことなんだと気付いて笑ってしまう。 ものは言い様だ。

パフェやジュースのスイカは確かに甘みが濃かったから、西瓜を買って帰ろうかとも迷いつつ、並んでいるのは10キロ近いような見事な西瓜ばかりで、二人でこれを平らげるには何日必要か、なんて考えたらちょっと憂鬱になったので、結局見送って帰ってきた。

湿度が高いせいもあって朝から頭がぼんやりしていたから、家に居たら腐ってしまったかも知れない所を、良い気分転換の半日に。 ぶらっと出かけるのも、良いものだ。

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2006.06.26

6月26日

定期的にお世話になっている婦人科に受診。 修善寺にある伊豆赤十字病院では、勤務していた東海大学の二人の産婦人科医が、医局の医師不足で呼び戻されてしまって、今では一週間に一度月曜日にひとりだけ非常勤扱いで勤務してもらい、産科は休診して婦人科だけ外来を開いている。 妊婦さんの検診は胎児心拍のモニタリングなどをするし、何かと指導内容が多くなるから、診療時間も長くなるのは仕方がない。 婦人科だけになってしまってから外来が空いているし、待ち時間が短くて済むのはありがたいことなのだけれど、ガランとした待合室がなんだか不自然な感じで逆に落ち着かない。 妊婦さん達は仕方なく伊豆長岡の大学病院の産科にまで通っているという。 ただでさえ病院まで遠いのに、妊婦さんが集中した大学病院で長い待ち時間を余儀なくされ・・しかも、妊娠後期になれば受診の間隔も短くなる。 考えただけでため息が出てしまうような状況だ。 少子化問題がこれだけ社会的問題になっているのに、現実はあまりにも厳しすぎる。 安心してお産できる場所がないのに、妊娠して欲しいと言う方が、明らかにおかしな話だろう。

帰ってきてから、塩瀬総本家の『葛餅』をいただいた。 出かける前に冷やしておいたものだ。 ぷるぷるした独特の触感、半透明な色も涼しげで、黒蜜ときなこも優しい味。 煎茶と一緒にほっこり。 緊張していた気持ちが解けて、疲れが取れるような気分だった。 やっぱり甘いものは、気持ちをほぐすのに即効的な効果がある。

今日は新月。 新月の日にお願いした願い事は叶うといわれている。 物事を始めたり、心機一転するのにも相応しいとされる。 こういったことを信じるか信じないかは人それぞれだろうけれど、たまには自分のために、大事な人のために祈ってみるのも良いのではないか。 どうせ私たちは皆一人では生きてゆけないのだから。 私が祈った内容は・・ふふふ、ナイショ、ナイショ!

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2006.06.25

技術

サッカーにはあまり興味がないものの、これだけ騒がれたらワールドカップ大会を無視する方が難しいので、新聞の一般紙に書いてあるくらいの事は理解している(つもりだ)。 日本チームが不甲斐ない試合内容で、決勝リーグに進めなかった、とのこと。 テレビのニュース番組も、当然そんな話題で持ちきりである。

梅雨の晴れ間、ベランダに洗濯物を干しながら、ふと、「勝つための技術を持ったチームが勝つんだな」、と、思った。 上手く言葉に出来ないが、競技をするための技術とは別に、試合に勝つための技術が存在していて、その視点が有るか無いかにより勝敗が分かれるような気がするのだ。 もちろん、競技をするための技術を身につけた人が、次のステップに進んだ結果として、試合に勝つための技術を身に付ける場合が多いのかも知れないし、多分、多くの人は経験を重ねる中から学んできたのだろうとは思う。 が、極端な話、競技を知らないのに、試合に勝つ技術だけは解っている人も居るような気がする。 もしかすると、俗に言うところの「良い選手だった人が良い指導者になるとは限らない」とは、このような意味合いまで含めるのかもしれない。

最近ライブドアや村上ファンドがらみの問題で、社会的によく耳にするようになったのは、「真面目に働いている人が儲けられなくて、苦労を知らない人がお金持ちになっているのは納得がゆかない」というような言葉だ。 でも、これも前述の例えに当てはめれば、つまり、その人が真面目に働いたかどうかが原因なのではなくて、お金を儲ける技術を持っている人が、お金を得ているだけなのではないか。 それは、もちろん真面目に働いた結果、身につけた人もいるだろうけれど、どういうわけか「解っちゃっている人」も当然居て、多分その人は年齢に関係なく、仕事内容にも関係なく、お金を手にすることが出来るのだと思う。 本当に「真面目に働いている人が儲けられる世の中」にしたいのなら、この経済構造では到底ダメだろう。

だからと言って、真面目に働くことに価値が無いか、と問われれば決してそんなことは無くて、例えば人間性の評価なんて正にその部分にかかっていると思うし、教育や育児も宗教も真面目であることを善しとする価値観に基づいている。 多分人間として当然のことなんだろう。 人間が後から創り出したお金を取り巻くシステムやお金という価値が、人間本来の価値と食い違ってきていて、その歪みが現われているだけなんだと思う。

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2006.06.23

取るに足らない日常からふたつ

●午後の紅茶の新製品、茶葉2倍のスペシャルなミルクティーを飲んでみた。 確かに茶葉の香りと味は今までの製品にはなかった濃さだったが、なにせ甘過ぎる!! これで甘さだけ50パーセントくらいに抑えてくれていたらなあ。 残念。 家の冷蔵庫で、思いっきりキンキンに冷やすのが正解かも知れない。

●『ますたあ』が見つけてきた妙なおかき。 本当に海老の入ったかき揚げの味で笑える。 冗談みたいだ。 袋の印刷にあるように、お蕎麦に入れて食べる勇気まではないにしても。 ちなみに「鼻の奥に広がる海老の香りをお楽しみいただけます。」なんて袋に印字されている。 「鼻の奥」ねえ。 言いたいことは判るし、食べてもそのとおりだったことは認めるが、もうちょっと別の表現はできなかったか?!

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2006.06.21

空芯菜

大好きな野菜のひとつなので、店先で見つけると思わず買ってしまう。 茎の中心が空洞になっており、断面はストローのよう。 葉は柔らかくてくせがない、中国野菜だ。

炒め物にするのが最も美味しいように思う。 強火でさっと炒めて、塩コショウ、出来上がり際にオイスターソースをちょっと。 茎の歯ごたえと葉の柔らかさのコントラストも魅力だ。 今夜は一口大に切った厚揚げとシメジを相棒にした。 もっと国内でたくさん栽培してくれても良いのになあ、と、感じているのだが、街の八百屋さんには並んでいるのだろうか?

いつの間にか気温が高くなってきて、おまけに湿度も高く、火の前の作業が億劫になる季節になった。 ささっと炒めて、ガツンと食べて、バテない体を準備しなくては・・。

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2006.06.20

ミーハー

義父が利用している老人施設の駐車場で、グレイの作業服に身を包んだ技術者系の方々が、営業用車のハッチバックに頭を突っ込んで、何かごそごそやっているのが見えた。 ふと、車体のお腹に書いてある会社名を読んだら、今まさに話題のシンドラー社だ。

施設内に入り、エレベーターに乗る。 箱の中でシールを読むと、確かにシンドラー社製で、メンテナンスもシンドラーの名前の入った子会社?が行っている様子。 当然の如く正常に動作して、何事もなくエレベーターを降りた。

帰りがけに下向きのエレベーターを待ちながら見ると、もう一台は点検中で使えないようにしてある。 きっと交替で点検検査なのだろう。

タイムリーにシンドラー社製のエレベーターに乗れて、ちょっとドキドキして、ちょっとだけ嬉しかった。 なんとミーハーな私・・。

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2006.06.19

現実は相当シビアなようで

今日は「食中毒防止講習会」があり、参加してきた。 毎年、今頃の季節に行われる。 保健所から招いた講師による講義を受け、ビデオ学習する。 いかに食品を衛生的に管理し、料理し、提供するか、について。

なんだか、すごく疲れた。 暑かったせいもあるし、会場で冷房が効いていたせいもあるし、心理的にも要因があったように思う。

・・でもさぁ、サザエのお刺身の容器として使う貝殻を使い回ししないように、とか、アジのたたきを乗せる「尾頭付き中骨」を使い回ししないように、とか、そういう内容って、どうよ?!

常識的見解を遥かに飛び越えた「現実」が存在しているのかと思うと、それだけで眩暈がする思いだった。

はぁ。 頭痛~い。

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2006.06.18

ねこまんま

我が家では料理を作るのは私だけなので、私の食べたいものは自分で勝手に作って食卓に並べればよいが、『ますたあ』の場合は自分で作らないから、食べたいものがあったらリクエストしてもらえるように『ますたあ』に頼んである。 材料が揃わなかったりするので、その日の内に実現することは難しい場合もあるけれど、まあ数日以内にはリクエストされたメニューを作るように心がけてはいるつもりだ。

先日「食べたいものができた」、と、言われた。 尋ねると、返ってきた答えは「ねこまんま。」 一瞬自分の頭の先からクエスチョンマークが飛び出した。 私の作る夕飯では汁物がほとんど毎日付く。 7割がお味噌汁、2割がスープ、1割がお吸い物という感じだ。 なのでお味噌汁は食卓にしょっちゅう出されているし、たまに『味噌汁かけご飯』を食べたくなった時は、『ますたあ』が自主的にご飯茶碗にお味噌汁を移して食べている光景も珍しくはない。 なのにわざわざ『ねこまんま』を指定してくるとは、どういうことだろうか?

真っ先に考えたのは九州地方の『冷汁』のように、具だくさんの冷たい味噌汁をご飯にかけるような、リッチにわざわざ手をかけて作った『ねこまんま』を指しているのではないか、と、いうことだった。 しかし、普段から雑炊とかおじやのように水気の多い食事をあまり好まない『ますたあ』がそんな料理を指定してくるのも、なんだか不自然に思えた。

「『お味噌汁かけご飯』ならいつでもできるじゃない。」
今度は『ますたあ』の頭の先からクエスチョンマークが飛んだのが見えた。
「ん? 『ねこまんま』だよ。」
「『ねこまんま』でしょ?『お味噌汁かけご飯』の・・。」
「ええっ?! ちょっと待って。 リーボーの『ねこまんま』って『お味噌汁かけご飯』のことなわけ?」
「そうだよ。 違うの?」
大変だ。 『ねこまんま』の概念が違っているらしい。
よく聞いてみると『ますたあ』の指す『ねこまんま』とは、ご飯に削り節(鰹節)を乗せて、醤油もちょろっとかけて、それを混ぜながら食べるものだと言う。
「それって、『おかかご飯』のこと?」
「そう、そう。」
「『おかかご飯』イコール『ねこまんま』?」
「そう。」
「子供の頃からそう呼んでた?」
「それ以外に無いでしょ。」

結論から言えば、削り節もお醤油もすぐに手元にあるから、『ますたあ』はその日の夕飯に早速『ねこまんま』を食べることが出来たのだが、私にすれば、『ねこまんま』に二種類あることが目から鱗だったし、これだけ長いこと一緒に暮らしていても、まだこんなに違いがあることを面白く思った。

あれから気になっていろいろ検索してみた。 すると世の中にはそこそこ『ねこまんま』の概念の違いによる物議が醸し出されていることを知って、なんだか笑ってしまう。 よくまとめられたサイトのリンクを張っておくことにしよう。

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2006.06.17

ねずみ探しの週末

昨夜遅くにマウスが壊れた。 上下と左方向にはスムースに動くポインターが、右方向にだけ動かない。 マウスを小刻みに左右に動かして様子を伺うと、右には行かないのに左にだけ移動するから、どんどん画面の左壁に吸い寄せられて、やがて身動き取れなくなる。 何かこういうものを知っていると思ったら、右片麻痺患者の歩行訓練の光景で、思わず苦笑。

それで、今日は新しいマウスを調達に出かけた。 東京なら扱っている品数が多いから、一軒の家電専門店で事足りてしまう所だろうが、山間部の過疎の地方都市ではそういうわけにもいかない。 何軒かお店を回って、調査し、比較し、目星をつけてから売っているお店に戻ってやっとの思いで購入である。

やっぱりなんだかんだ言っても、PCを使っている時間の半分以上はマウスを握っているわけで、掴み心地は大変気になるし、しっくりと掌に納まる感じの物を選びたいし、クリックの固さとかも気になるし。 レーザーとか、光学的マウスとかといった基本構造以外の、インターフェイス部分の要素も自分にとってはとても重要だったりして、選ぶのに時間がかかった。 デザインだって、そんなに拘らないとしても、無視は出来ない。 お店のマウス売り場のサンプルを、端から握ってはクリックしてみて感覚を確かめて、値段も見ながら絞り込んでゆく・・その繰り返し。 たった一日で、マウスのことをずいぶん勉強してしまった気分だ。

あまり経験してこなかったから、「マウスも壊れることがあるんだなあ」なんて、ひとつ経験が増えた。 当然のことなのだけれど、逆にどうして今まで壊れたことが無かったのかが不思議だ。 何はともあれ、無事にPC環境が復活して一安心。 たくさんの店内を歩き回って疲れた身体に、帰りがけに寄ったミニストップのソフトクリームの甘さが嬉しかった。  やっぱり「電器屋巡りにはソフトクリーム」と相場が決まっているようで・・。

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2006.06.16

新築物件用地

毎日、午後の早い時刻になると、一匹のスズメバチがやって来る。 どうやら今年の女王蜂さまが新居に相応しい場所を探しておいでのご様子。 建物の周囲を壁に沿って飛んでゆく。

スズメバチは去年に巣を作った場所の近くで、新しい巣を作ることが多いそうだ。 と言うことは、この女王蜂さまを寄せ付けたら、来年以降も何かと厄介なことになりかねないわけで。 この段階で何とか気に入られないような状況にしておかなくてはならない。 とはいえ、建物の構造を変えることはできないから、物色している女王蜂さまを見かけた時に、本人にはかからないようにしながら、遠くからちょっと殺虫スプレーを吹きつける。 つまり、嫌われる環境を作って、避けてもらおうと仕向けているのだ。

スズメバチはただでさえ大きい上、女王さまは余計に大きいから、飛んでくるだけで大きな羽音がするのですぐ判る。 ただし、飛び回るスピードも速くて、こちらが殺虫スプレーを片手に外へ出る間に、もう遠くへ飛び去っている場合も多く、思ったようにはいっていない。

何とか巣を作るのは勘弁して欲しいのだが、思いは通じるだろうか?

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2006.06.13

連鎖

厨房の窓の外には、建物に近い場所に木がある。 二階の高さほどの木で、今ちょうど白くて細かい花をたくさん枝先につけている。 常緑樹で、どちらかと言えば目隠しの役割をするような木なので、人が見て美しいと思うような観賞用の花ではないが、昆虫にはとても人気があるらしく、大きな黒いアゲハ蝶がひっきりなしにヒラヒラ来訪しているのが見える。 緑の葉に白い花、黒い蝶。 そのコントラストが鮮明で美しい。

この時期には鳥たちも元気で、あちらこちらでピーチクパーチク囀っていて騒がしいくらいだ。 ちょっと雨が止むと、みんな一斉に腹ごしらえと見えて、人を恐れずに建物の近くまで飛んできては、スイカズラの蜜を吸うもの、木の梢で虫をついばむもの、黒紫に熟した山桜のサクランボを食べては種だけを上手に落とすもの・・それぞれのお食事風景も楽しい。

厨房の外でも、なにやらバサバサと羽ばたく音が聞こえている。 ちょっと移動しては、少し立ち止まり、またすぐにバサバサ。 あまりに落ち着かないので、包丁を持つ手を休めて「何をしているのか」と顔を上げると、スズメが2羽でお食事中のようだ。 枝をちょこまか移動しては、時折、緑色の幼虫をくちばしにくわえて食べている。 その間にも梢の上のほうでは、たくさんの蝶だか蛾だかがヒラヒラと舞い、花の蜜を吸ったりじっと葉の裏で卵を産み付けたりしている。 スズメは羽を広げた蝶よりも小さいので、蝶を襲ったりはしない。 もっぱら幼虫専門だ。

食べられる傍から卵を産むその光景に、なにか無常なものを感じたのも事実だが、それ以上に、生き残って子孫を残すたくましさに、惚れ惚れとするような気分だった。 自然のバランスは「神の手」などと言われるだけあって、本当に絶妙で人間の計算など足元にも及ばない。 ああ、なんてちっぽけなんだと思いながら、外の光景に見とれてしまっていた。

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2006.06.12

謎の「ヨーロッパ料理」

サッカーのワールドカップが開催され、もう、世の中の何もかもが便乗しまくっている感じだ。

先日、国道沿いのファミリー・レストランの前を通ったら、のぼりが風にはためいていた。 読んでみると「おすすめドイツピザ」。 ドイツピザ??聞いたこと無いな、などと思いながら通り過ぎたが、多分ソーセージのスライスとジャガイモでも乗せて焼いてあるのだろう。(これは、勝手な想像)

新聞に折り込んであるスーパーの特売チラシも、なかなかすごいセンスをしていて、「日本代表を応援しよう!」と書きつつ、売りたいものは冷凍枝豆やスナック系のお菓子、ジュースに発泡酒のようだ。 イメージとしてはお正月に近いか。 とりあえずの食べ物を身近に置いて、テレビの前に釘付けになっている光景が浮かぶ。

一番驚いたチラシは、スーパーの生鮮品部門でタイトルが「ヨーロッパ料理を作ろう!!」・・・なんだそりゃ? ヨーロッパ料理って、何?? もう、なにがなんだか。

このハチャメチャな感じが、お祭り好きの方々にはたまらないんだろうな、と、思いつつ、変な便乗を見つけるとついつい突っ込んでしまう最近の私も、同様に落ち着かない。

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2006.06.09

そらまめ

日本語は奥が深いなぁ、と、つくづく思う。 「そらまめ」を変換すると、出るは出るは・・蚕豆・ソラマメ・そら豆・空豆。 料理素材はカタカナという原則に則れば当然「ソラマメ」だが、何かイメージが違う気もするので、ここはひらがなを選んでみた。

近所の農家で採れたものを大きな袋で買ってきたので、バシバシと鞘を剥く。 そらまめの場合は鞘が大きいから、抱えるほど買ってきたって、中身だけ集めるとこれっぽっちというぐらいになってしまうのが哀しい。 真綿の布団に包まれた真っ青な大きな豆・・初夏を濃縮したようなきれいな色をしている。

鞘にくっついていたちょっと黒い部分の皮に、薄く切れ込みを入れながら、レンジでは湯を沸かす。 ソラマメの場合はアクが少ないから、湯もさほどたっぷりでなくても大丈夫。 沸騰したらパスタを茹でる時くらいの、しっかり塩味が付く程度に荒塩を入れてもう一度沸騰するまで一呼吸待つ。 ぐらぐらしたら一気にソラマメを投入。 あっという間に緑色が濃くなって、目を見張るようなヒスイ色になるのも素晴らしい。 色が変わって豆が浮いたら、もう火からおろしてしまい、茹で汁ごと一緒にボウルに移す。 そのまま室温で冷めるまで放置すれば、香りも飛ばず余熱で火が通るし、塩味が豆の中までうっすらと沁みて良い感じに。 茹で過ぎの心配も無用だ。 完全に冷めたらザルにあけて、表面の水分を自然乾燥させて、すぐにいただかない分は冷蔵庫へ。

彩りも青い香りもこの時期にぴったりで、一度は食べないと落ち着かないような気分になる。 ちびちびと皮を剥きながら冷たいビールなど飲んでいるのは、なんとも言えず幸せな気分だ。 夏になったら枝豆も良いけれど、そらまめの香りも捨てがたい。 大人の味、初夏の味、今のシーズンの色。 手に入るうちに是非! 

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2006.06.07

生命エネルギーの移動?

以前からうすうす感じていたことなのだが・・。

病院とか老人施設などに行くと、実際のエネルギー・ロス以上に疲れる気がする。 なんと言えば良いのか、家に戻ってくるとカックンと疲れが出て、身のやり場がないような感じに。 慣れない場所の為かとか、何かに気を遣って緊張を強いられているのかとか、いろいろ考えてみるのだけれど、どうもそれだけでは説明できないような何かが残る。

子供の頃の一時期、祖母と一緒に暮らしていた。 何かの折に父と母が病院のお見舞いに行くことになり、幼かった私を一緒に連れてゆこうとしたら、祖母が「それはいけない」と言い出した。 子供を病人の元へ連れてゆくと、子供の生命力が吸い取られると言う。 そして、この時ばかりは祖母が頑として譲らず、結局私は祖母とお留守番。 何でそんな光景を覚えているのか、これも妙な話だが、何故か印象に残っている。

で、大人になってから考えてみると、つまり、病院には風邪ひきさんがいたり、ウィルス性の病気を持っている人もたくさんいて、子供はわけも判らずあちこち触ったりするし、抵抗力も弱いから、それらの病気をもらう事になりかねないという意味だったのだろうと思っていた。 また、逆に子供が幼稚園や学校でもらってくるウィルスや細菌を、抵抗力の減った患者さんに移さないようにという理由で、子供の入館を制限している場合もあるし。

しかし、最近、義父のなんだかんだで、病院やお年寄りが集まるような場所に行く機会が増えると、どうも違う意味合いだったのではないか、と、思い始めた。 ミドルエイジの領域に入って、若い頃のように体力に物を言わせて走り回ることが明らかにシンドイ今、あの時祖母の言っていたことを、体が納得している。 確かに異常に疲れるし気力も減って、バテバテになるのだ。 何だろう?この感じは。

科学的でないことは、なかなか納得できない自分が居るにしても、どうも祖母の言っていたことはまんざら嘘でもないような気がしている。 不思議だ。


お知らせ
明日2時から16時まで、メンテナンスだそうです。(またかよ・・ぶつぶつ。)
閲覧は可能ですが、コメントの書き込みやTBが張れません。
ココログの最近のメンテナンスは時間通りに終了したためしがないので、何かと不自由をおかけするかも知れませんが、よろしくご協力お願い致します。ぺこり。

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2006.06.06

フキごはん

さほど「食べたい!!」と思う食材ではないが、食べないと夏を迎えられないような妙な気分になるフキ。

おかげさまでフキは買ったことがない。 庭に勝手に生えてくるものが、この時期になるとやっとそこそこに太くなるので、適当に摘んで使っている。 葉っぱが大きいとは軸も太いので、目立つものからキッチンばさみで摘み取り、その場で葉っぱをバッサリと落とす。 ・・なんとも野性的でダイナミックな感じだが、もたもたしていると指の先がアクで黒く染まるし、気の早い蚊が寄ってきたりするから、手早く済ませるのが最優先。

厨房で軽く塩を使って板摺(いたずり)しながら、鍋で湯を沸かしておく。 沸騰した所で茹でて、太い軸が柔らかくなったらすぐに冷水へ。 そのまま冷めるまで置いてから、皮を剥く。 ひゅーっと気持ちよく剥ける作業は、なんだか快感だ。

煮物にしても良かったが、今年の「一番蕗」なので、香りを生かしてフキご飯に仕立てた。 具はフキと油揚げだけでシンプルに。 ご飯の味も薄めにして、あくまでも主役はフキだ。 こういうものを食べていると、「ああ日本人なんだな」、と、しみじみ思う。

ちなみに。
ご家庭で炊き込みご飯を手っ取り早く作るなら、お米を普通に研いで炊飯器の目盛りに合わせて水を張り、吸水させておく。 30分以上経ったら、お米一合に対して大さじ1杯半の水を、すくい出して捨てる。 3倍濃縮の市販めんつゆを同量(つまり、一合に対して大さじ1杯半)を加えて、軽く混ぜてから、具を米に乗せて炊飯。 この基本だけ覚えておけば、筍ご飯だろうが、シメジご飯だろうが、急いでいてもすぐできる。 タケノコやフキはアクが出るので下茹でしておくが、キノコなんかは生のまま使って大丈夫だ。 事前に具を煮て味をつける場合や、水っぽい具などでは調整を。

炊き込みごはんって、時々無性に食べたくなるのは何故だろう?

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2006.06.05

さみしくはないかな?

東京証券取引所内で行われた、村上世彰氏の会見を見てしまった。 正直な所、見るつもりはなかったのだが、どのチャンネルも特別番組を組んで放映してくれていたお陰で、行き掛かり上見ることに。

証券取引法については、いつも『ますたあ』にお任せで、センスの無い私はなるべく係わらないようにしているので(苦笑)、どこからがインサイダー取引の範疇に入るのか、その境界が判らないのだけれど、村上氏の会見だけを100パーセント信じたなら、「そうだと言われれば否定できないが、そんなつもりは無かった」、という状態のように聞こえてきた。

ちょっとした食事や飲み会の席で、「最近、どうよ?」と突っ込まれて仕事の話題になることは一般の人でもざらだし、ましてや同じ業種の仲間や同じ職場の人だったりしたら、良くある光景に違いない。 そんな雰囲気の中でライブドアの誰かさんが、「今度ウチ、ニッポン放送株買おうかと思って・・」なんて話していたとしたら、それを「情報として事前に知っていたでしょ? 立派なインサイダー情報ですよ」、と地検に責められるのは、なんとも腑に落ちない曖昧な印象が残る。 (いやいや、だからと言って村上氏を擁護するとか、ファンだとかというのとは違いますよ。) しかも、今国会中の成立は見送られるようだが、『誰かさんの話を聞いていただけで共謀罪』なんてことになってしまったら、気を許して談話しながら食事することだって、ままならないんじゃないか。

一般の人と、俗に言うところの『偉い人』では、状況も大いに異なるのだろう。 そうやって考えると『偉い人』は大変だな。 おちおち仲間とお酒も飲めずに、気を遣ってさみしくないのかな、とか、余計なことを考えてしまう。 私は友達とは気がねなくいろいろな話をしたい。 仕事の話をOFFにしないことが大事だと指摘されてしまえばそれまでだが、たまには愚痴のひとつもこぼしたい。 『偉い人』は、友達との距離や我慢と引き換えにたくさんのお金をもらえば、代替の満足を得られるのだろうか。

『偉い人』じゃなくて良かった、と、ついつい思ってしまった私は、やっぱり一般人の器だ、なんてつくづく思いながら村上氏の会見を聞いていた。

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2006.06.03

二の岡ハム

これだけの情報が簡単に手に入る昨今、「美味しい」と書かれているお店の紹介は溢れんばかりだ。 「美味しいとされるお店」の紹介本に記事を掲載してもらうのだって、お金さえ出せば簡単に出来てしまう世の中。 メディアに取り上げられていないお店を探す方が、難しいくらいだ。 当然、全て本当に美味しい訳でもないから、ありがたいのやら迷惑なのやら、半々な気分になる。

基本的に食べ物の好みは一人一人違うし、あの人が美味しいと言っていたからといって、自分でも美味しいと思うかは保証の限りではない。 自分と食べ物の好みが近い人を探し出して、その人の意見を参考にするのが関の山だろう。

もうひとつ厄介なのは、お店の寿命が短い世の中になってしまっていること。 あの店にまた行こう、と、思っても、既に無くなっていたり、調理人が変わったり、商品構成が変わったりして、がっくりと肩を落とすことも珍しくない。

今日はひょんなことから、「二の岡フーズ」さんへ行って買い物をしてきた。 相変わらず農家の庭先のようなつくりの、ちっぽけなお店で、レトロな白衣とキャップに身を包んだ店員さんがハムやベーコンを売っている。 きっとレトロな感じを狙ってわざと変えずにいるのだろうが、大抵ちょっと名が売れると、すぐにこじゃれたレストランを併設したりしがちな中で、数年ぶりに訪れてもな~んにも変わらない姿勢は、本当に嬉しい。

夕食に早速「ボロニアソーセージ」をいただいた。 味も香りも、いつもの、あの頃から全く変わらない、懐かしいまんま。 期待を裏切らない所が二度嬉しい。 豚肉の味が落ちている時代に、これだけの商品を保つことは楽ではないはずで、頭が下がってしまう。 私はこの脂も味も香りもしっかりしているボロニアソーセージの薄切りで作るハムエッグを、温かいご飯の上に乗せていただくのが大好きだ。 ちょろっとお醤油を垂らしたりしたら、もう、それだけでご馳走!

初めての方はベーコンも是非。 通販も対応してくれている。 箱根に旅行に行った時は足を伸ばして、クーラーボックス持参でお店へ。 ちょっと高いが、それを知っていても、癖になる味だ。 「美味しいもの」を知っている大人の方に、是非お勧めしたい。

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