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2006.06.28

木犀肉

「木犀肉」と書いて「むうしいろう」と読む(らしい)。 中華料理の名前だ。 キクラゲと卵を炒めたもので、脇役として長ネギと豚肉・・ここまでは解っていた。

結婚して間もない頃、暮らしていたマンションの近くに、(日本語が不自由でオーダーにも時間がかかるような)あちらの方が料理なさっている美味しい中華料理屋さんがあって、そこで食べたのが生まれて初めてだった。 あんかけタイプではなくて、あっさりとそのまんま炒めた感じで、色もほとんど素材のものだったから塩ベースなんだろうと思っていた。 ところが、この「木犀肉」、「エビチリ」などのようにどこの中華料理屋にでもあるという訳ではなくて、滅多にお目にかかれない。 たまに「卵とキクラゲの炒め物」と書かれたメニューを見つけて頼んでみたが、どうも別物だった。

数ヶ月前に新聞の「プロの料理を紹介するコーナー」で、たまたまこの「木犀肉」が取り上げられているのを見つけた。 「ああ、やっと作れる!」と、喜んだのもつかの間。 新たな問題が発覚した。 どうやらこの料理の味のポイントは紹興酒にあるようなことが解説されているが、紹興酒は小さくても1リットル弱、下手をしたら一升瓶という大きな単位で売られている。 私も『ますたあ』も紹興酒をお酒として飲むのは、あまり好みではないし、日ごろからガバガバ紹興酒を使うほど中華料理を作っているわけでもない。 個性の強い独特の香りの紹興酒を他のメニューに使いこなすのも限界がある。 「木犀肉」に使う量は大さじ2杯・・一本買ってしまっても、持て余すのが目に見えているのだ。

買い物に行く度に、どこかに出かける度に酒屋さんを覗きながら、紹興酒の小さなビンを探すこと数カ月。 やっと、やっと、念願の300ccという小瓶を見つけ出した。 で、今夜早速作ってみたのだ。 お店の味とは若干違う気もするが、ご飯に合う美味しさでホッとした。 簡単な割には、また作ろうと思える出来だったので、早速ご紹介を。

「木犀肉」 2人前

 ●卵         Lサイズ2個
 ●乾燥キクラゲ  大さじ1強
 ●豚薄切り肉   4枚・・モモでもバラでも
 ●長ネギ      半本
 ●紹興酒      大さじ1
 ●片栗粉      大さじ半分
 ●調味料として
   醤油        大さじ1
   オイスターソース 小さじ半分
   紹興酒       大さじ半分
   砂糖        小さじ半分

卵をほぐし、長ネギは斜め切りに、豚肉は1センチ幅に切る。 キクラゲは15分水に漬けてから石附を取り、大きなものは半分に切る。 豚肉に紹興酒大さじ1と片栗粉を絡めておく。 調味料は全て合わせて混ぜておく。 フライパン、あれば中華なべにサラダ油を馴染ませて熱し、卵を入れてさっと炒める。 フワフワになったところで取り出しておく。 フライパンをきれいにしてから、改めて油を馴染ませて、豚肉を炒め、色が変わったらキクラゲ、長ネギを加え、手早く炒める。 調味料と取り出しておいた卵も加えて、さっと炒め合わせて出来上がり。

それぞれの素材の味がよく解る、シンプル・イズ・ベストな一皿。 炊き立てのご飯と一緒にどうぞ。

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