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2006.06.18

ねこまんま

我が家では料理を作るのは私だけなので、私の食べたいものは自分で勝手に作って食卓に並べればよいが、『ますたあ』の場合は自分で作らないから、食べたいものがあったらリクエストしてもらえるように『ますたあ』に頼んである。 材料が揃わなかったりするので、その日の内に実現することは難しい場合もあるけれど、まあ数日以内にはリクエストされたメニューを作るように心がけてはいるつもりだ。

先日「食べたいものができた」、と、言われた。 尋ねると、返ってきた答えは「ねこまんま。」 一瞬自分の頭の先からクエスチョンマークが飛び出した。 私の作る夕飯では汁物がほとんど毎日付く。 7割がお味噌汁、2割がスープ、1割がお吸い物という感じだ。 なのでお味噌汁は食卓にしょっちゅう出されているし、たまに『味噌汁かけご飯』を食べたくなった時は、『ますたあ』が自主的にご飯茶碗にお味噌汁を移して食べている光景も珍しくはない。 なのにわざわざ『ねこまんま』を指定してくるとは、どういうことだろうか?

真っ先に考えたのは九州地方の『冷汁』のように、具だくさんの冷たい味噌汁をご飯にかけるような、リッチにわざわざ手をかけて作った『ねこまんま』を指しているのではないか、と、いうことだった。 しかし、普段から雑炊とかおじやのように水気の多い食事をあまり好まない『ますたあ』がそんな料理を指定してくるのも、なんだか不自然に思えた。

「『お味噌汁かけご飯』ならいつでもできるじゃない。」
今度は『ますたあ』の頭の先からクエスチョンマークが飛んだのが見えた。
「ん? 『ねこまんま』だよ。」
「『ねこまんま』でしょ?『お味噌汁かけご飯』の・・。」
「ええっ?! ちょっと待って。 リーボーの『ねこまんま』って『お味噌汁かけご飯』のことなわけ?」
「そうだよ。 違うの?」
大変だ。 『ねこまんま』の概念が違っているらしい。
よく聞いてみると『ますたあ』の指す『ねこまんま』とは、ご飯に削り節(鰹節)を乗せて、醤油もちょろっとかけて、それを混ぜながら食べるものだと言う。
「それって、『おかかご飯』のこと?」
「そう、そう。」
「『おかかご飯』イコール『ねこまんま』?」
「そう。」
「子供の頃からそう呼んでた?」
「それ以外に無いでしょ。」

結論から言えば、削り節もお醤油もすぐに手元にあるから、『ますたあ』はその日の夕飯に早速『ねこまんま』を食べることが出来たのだが、私にすれば、『ねこまんま』に二種類あることが目から鱗だったし、これだけ長いこと一緒に暮らしていても、まだこんなに違いがあることを面白く思った。

あれから気になっていろいろ検索してみた。 すると世の中にはそこそこ『ねこまんま』の概念の違いによる物議が醸し出されていることを知って、なんだか笑ってしまう。 よくまとめられたサイトのリンクを張っておくことにしよう。

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