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2006.06.25

技術

サッカーにはあまり興味がないものの、これだけ騒がれたらワールドカップ大会を無視する方が難しいので、新聞の一般紙に書いてあるくらいの事は理解している(つもりだ)。 日本チームが不甲斐ない試合内容で、決勝リーグに進めなかった、とのこと。 テレビのニュース番組も、当然そんな話題で持ちきりである。

梅雨の晴れ間、ベランダに洗濯物を干しながら、ふと、「勝つための技術を持ったチームが勝つんだな」、と、思った。 上手く言葉に出来ないが、競技をするための技術とは別に、試合に勝つための技術が存在していて、その視点が有るか無いかにより勝敗が分かれるような気がするのだ。 もちろん、競技をするための技術を身につけた人が、次のステップに進んだ結果として、試合に勝つための技術を身に付ける場合が多いのかも知れないし、多分、多くの人は経験を重ねる中から学んできたのだろうとは思う。 が、極端な話、競技を知らないのに、試合に勝つ技術だけは解っている人も居るような気がする。 もしかすると、俗に言うところの「良い選手だった人が良い指導者になるとは限らない」とは、このような意味合いまで含めるのかもしれない。

最近ライブドアや村上ファンドがらみの問題で、社会的によく耳にするようになったのは、「真面目に働いている人が儲けられなくて、苦労を知らない人がお金持ちになっているのは納得がゆかない」というような言葉だ。 でも、これも前述の例えに当てはめれば、つまり、その人が真面目に働いたかどうかが原因なのではなくて、お金を儲ける技術を持っている人が、お金を得ているだけなのではないか。 それは、もちろん真面目に働いた結果、身につけた人もいるだろうけれど、どういうわけか「解っちゃっている人」も当然居て、多分その人は年齢に関係なく、仕事内容にも関係なく、お金を手にすることが出来るのだと思う。 本当に「真面目に働いている人が儲けられる世の中」にしたいのなら、この経済構造では到底ダメだろう。

だからと言って、真面目に働くことに価値が無いか、と問われれば決してそんなことは無くて、例えば人間性の評価なんて正にその部分にかかっていると思うし、教育や育児も宗教も真面目であることを善しとする価値観に基づいている。 多分人間として当然のことなんだろう。 人間が後から創り出したお金を取り巻くシステムやお金という価値が、人間本来の価値と食い違ってきていて、その歪みが現われているだけなんだと思う。

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コメント

先日はコメントありがとうございました。

この話、わかります。(何となくですけど…)
こういうのって言葉にするのが難しいですよね。
先日、ある素人の写真展で
『蔵の財産より人の財産。人の財産より我が心の財産』っていう様な事を耳にしました。
自分の生き方とはまったく違う価値観なんだけど、スゴクよくわかる価値観で…。
難しいですね。

投稿: クッスィ~ | 2006.06.25 21:32

クッスィ~さん、早速のコメントをありがとうございました。

このところずっと考えていたのですが、なかなか言葉にならなくて、ですね、苦労しています。 思うところはたくさんあるのですけれど。

投稿: リーボー | 2006.06.25 23:02

TBいただいた、岡田様。
内容が内容だけに、単にTBを張っていただいただけでは、ご来訪いただいた方々に、私が岡田様の方法を勧めるように受け取られかねません。 残念ながら、私の記述した記事内容に関係があったり、引用いただいたとは受け取れませんでしたので、TBを解除させていただきます。 ご了承ください。

投稿: リーボー | 2006.06.25 23:09

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