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2006.07.18

MOON CHILDが思い出させたもの

どういうわけか気合が入らない一日。 こんな時は無理をすると怪我の元、というか、トラブルの元だから、必要最低限のことだけ余裕を持ってこなし、なるがままにしておくのが無難だ。

久しぶりに解散したバンド、MOON CHILDのCDを片っ端から流し聴いていた。 冬の唄もたくさんあるのに、私の中ではいつも夏の直前に聴きたくなる。 良いバンドだったな・・と、しみじみ。 所属がエイベックスだったこともあり、派手な売り込みがなされていたから、いかにも流行りものというイメージが強くて、そのバンドとしての力量が正当に評価されなかったような気がして、今から思えばずいぶん残念だ。 確かに荒削りの印象は強いが、あのままバンドとして成長を続けていたら、相当面白いものが出来上がっていただろうと思う。 まあ全ては後の祭りなんだけれど。

青く荒削りの曲を聴いていると、自分も荒削りだった時代の事を思い出して胸の奥がキュンとする。 日常の中で見たり聞いたり、見てしまったり聞いてしまったりしている小さなごたごたが、いつの間にか自分の首を真綿で締め付けていて、気付くと苦しい。 気付いた時には苦しくなっている、と書いた方が正しいかもしれない。

巻きついている真綿を緩めるために、自分の感性を総動員して、心の奥にまだ残っているはずの「透き通ったもの」を思い出して。 残念ながらそんな時には、大人になる前のことを思い出すほうが手っ取り早い。 社会のもろもろを知ることは自分を大きくしたけれど、大事なものをいくつかしまい込まざるを得なかったのも事実だ。 どちらがどうと比べる問題ではなくて、年齢を積むというのはそういうことなんだろう。 これからも、自分にはダイナミックな変化が起こってくるに違いない。 心の中にも、体にも。

時々はしまい込んだものを思い出してみる。 その使い方を確かめてみる。 錆びないように手入れをして、どこにしまったか忘れないように整理してみる。 そんな作業もきっと意味があることなんだと思いたい。 だって自分が生きてきた軌跡なのだから。

プラチナ色の低い雲から緑の雑木林の上に降り注ぐ雨を見ながら、懐かしい音楽を聴いて、いろいろなことを思い出していた雨の一日だった。 

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