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2006.08.08

ここ数日、「隙」について考えている。

きっかけはちょっと前に話題になったBank Bandの「to U」という曲を聴いたことからだった。 よくできた曲だと思ったし、歌詞のメッセージも受け取り易い曲だったのだけれど、何故かどうしようもない嫌悪感に近い感覚が襲ってきて、聴きながら自分で自分に驚いたのだ。 「なんだ?この感覚は・・??」みたいな反応で。

聴き終わってから、数時間後に何気なく車内でつけていたラジオからまた「to U」が流れてきたので、今度は自分の中の不快の原因を探りながら聴いていた。 唄い方がどうのとか、声がどうのという問題ではない。 歌詞に使われている日本語の問題でもないし、歌われているテーマの問題でもなさそうだ。 長い曲をフルコーラス聴き終わってから、「うーん・・」と、首を傾げた。

夜になってたまたま『ますたあ』にその曲について、簡単に説明するべき機会がやってきて、まだ分析できていない自分が『困ったことになったぞ』、と、思いつつ、無意識に出てきた言葉が、「隙が無さ過ぎる曲」という表現だった。 計算されつくしたアレンジが大きな要因のように思われたが、メロディー・ラインも歌詞もアレンジも当然三つ巴なわけで、その全てに隙が全く無いのだ。 もの凄く完成された形なのだろう。 好きとか嫌いでは無く、圧倒的な力で何かを押し付けてくるような曲、とでも言おうか。 つまり、その自由が聴き手に与えられていない感じなのだ。

どちらかと言えば、今まで私が感じる嫌悪感は、完成度が低いものに対して抱かれることが多かっただけに、今回の感覚はなかなかショックで、「完成度が高すぎてもダメかい?!」、と、ボケ突っ込みのようで混乱している。
 隙について、もうちょっと時間と分析が必要そうだ。 そのうちにまた続きを書くことにして、とりあえず宿題ということで・・。

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