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2006.09.10

昨日のおでかけ

昨日はぶらっとおでかけ日。 ただなんとなく大井川へ向かった。

牧の原台地にある、『独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 野菜・茶業研究所 金谷茶業研究拠点』という、正式名称がやたらに長い研究所が一般公開しているというので寄ってみることにする。 (一応リンク張っておきますが、あんまり面白味は無いかもしれません。 こちら。 でもアドレスの『vegetee』というのが、なんだか可愛くて気になる・・。) まあ、要するに日本茶と野菜についての研究をしている所らしい。 とりあえず受付に行ったら「紅茶手づくり体験コーナー」なるものを勧められ、やってみることに。 摘み取った茶葉を、室内で何時間か放置してしおれさせる。(萎凋・いちょうというらしい。) それを丁寧に手で押しつぶし揉んで軟らかくする。(揉捻・じゅうねん) この揉捻作業の体験だ。 大きな盆ザルの上に萎凋の済んだ茶葉が両手に一杯程配られ、それをひたすらにこすり付けるように揉んでゆく。 乾燥していた葉がシナシナじっとりしてきて、お茶の香りを濃縮したような匂いがでてくる。 案外力を入れても葉が破けることもなく、不思議な強さを感じた。 いつの間にか汗が流れ、ふうふう暑がりながらの作業を30分ほど。 発酵はビニール袋に入れて強い陽射しに当てて置けばよいらしい。 で、その後に乾燥を兼ねて加熱したら紅茶の出来上がりだそうだ。 家では電子レンジを使えば簡単とのこと。 「本当にそんな簡単に紅茶ができてしまうのか??」という疑いが最後まで付きまとってしまうのだが・・。 まあともかく、乾燥させて出来上がったものを、後日郵送してくれるとのことで、楽しみに待ちたいと思う。 アンケートに答えたらお茶のペットボトルをくれた。 お茶の苗木もくれると言うが、そちらは遠慮しておく。

牧の原は一面のお茶畑が山の斜面に広がり、ジオラマのような美しい光景だ。 町中の電信柱には「落合式自動茶葉摘み取り機」なる広告が貼り付けられ、なんだか興味を引かれる。 本当にお茶以外には何も植えられていない光景が新鮮だった。

金谷の町を当ても無く眺めながら、蓬莱橋へ。 のんびりと反対岸まで歩いて大井川を横断する。 穏やかな川の光景だが、河川敷の広さを見ると、増水した時の恐ろしさは半端では無いだろう。 反対岸の山の斜面はこれもまた見事な茶畑が広がっている。 ついでなので散歩を兼ねて歩いてみた。 一応遊歩道のように整備されていて、ちょっとしたハイキング・コース。 道すがらまだ新しく見える七福神のコンクリート製石像が配置されていたり、信楽焼きの狸の置物が林の中に設置されていたり、もう、なにがなんだか。 ちょっと歩けるように整備されている所では、この手の七福神をよく見かけるが、いかにも「後付けしました」という印象でありがたみが無い。 蚊やブヨに追いかけられながら山を登り、台地の上の茶畑から眼下の大井川と島田の町を見下ろす。 秋の空にいわし雲。 心が洗われるような光景だった。 蓬莱橋を戻っている途中でちょうど夕日が沈む。 振り返ると茶畑にはまだ残照が残っていた。

大きな赤い満月を見ながらの帰り道、沼津に寄って気になっていた地ビール屋さんへ。 『ベアード・ビール』という。 ネット上で評判が良いのを読んでいたので。 小さなビア・パブが沼津の港の真正面にある。 テイスティングサイズの小さなグラスに、ビールを3種類出してもらって、サラダとタコスで軽い夕食。 私は量販されるビールと、俗に言われる地ビールとでは、評価の基準が全く異なる。 こちらのビールは、確かに丁寧につくれれていて、物腰の柔らかい優しいビールだった。 バランスも綺麗に整っている。 ただ、裏を返せば小さくまとまりすぎている感じでつまらないし、物足りない。 日本人の趣味に合わせ過ぎているのかのような印象。 限定醸造の「ビワのビール」も飲んでみたが、うーん、珍しいけれどビールとしての評価は個人的にはちょっと・・。 もっと「これを作りたかったんだ!!」というような意気込みが伝わってくるビールを、小さなブリュワリーには求めたい。 万人受けするビールだと思うので、お土産には無難かも。 このビールを『嫌い』という人は少ないでしょう。 テイクアウト用瓶詰めや通販も扱っている。 お店でゆっくり時間を過ごし、港を散歩して酔いを醒ます。 夜でも煌々と明るい市場が眩しい。 潮の香りが強かった。

たくさん汗をかいて、支離滅裂に静岡らしさを楽しんだ一日。 それにしても本当に静岡県は東西に広く、その土地によって風土も暮らしの様子も全く違って興味深い。 ある意味ちょっと不思議な土地にも思える。 

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