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2006.09.04

勝ち目なし

このところ、夕食に最中にクツワムシがやたらと窓に近い場所でガチャガチャ鳴いているので、あまりの音の大きさに私たち人間がお喋りする気を失くして、黙々と食事をしている。 何分か経ってクツワムシが一休みしている所で話が再開し、鳴き出すとまた黙々と。 クツワムシのバックでは例えばスズムシとかコオロギとかも綺麗に響く音で鳴いているのだが、弦楽器対打楽器の音自慢のようなもので、パワーではクツワムシの圧勝である。 あんな小さな身体のいったいどこから、こんな大きな音が出せるのやら。

鹿の初鳴きが響いてきたり、猪があちこちの土をボコボコにほじくり返したり、一斉に何もかもが「秋ですよ、秋!!」と教えてくれているような気分。 いや、そんなに急かされなくても、ちゃんと解かってますから。

山の秋はなんとなく落ち着かない。 この独特のごちゃごちゃした感じも嫌いではないのだが、完全に動物たちにイニシアティブを取られている様で、ちょっと悔しいのだ。 どう考えたって、自然相手に勝てる訳も無いと知っているのに、人間なんてちっぽけなものだなあ・・などと、ついつい考えてしまうのも、秋だから、ということにしておこう。

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