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2006.09.16

雲を見上げに

朝食を簡単に済ませ、洗濯物を干し終えて、部屋で一息つきながら窓から空を見上げた。 台風が近付いているせいだろうか、上空は風が強いようで雲が緩やかに流れてゆく。 よく見ると低い所の雲と高い所にある雲が二層の分かれていて、色も種類も違う。 それに流れてゆく方向も逆向きだった。 低い雲は東に向かい、高い雲は西の方向に流れてゆく。 背景には秋の透き通った真っ青な空。 とてもきれいな景色で空に見とれていた。 この雲をもっと近くで見たい、と、なんとなく思いつきでルーテシアに乗り込み、標高の高い西伊豆スカイラインへ。

標高900m.近い整えられた道は、山稜を辿るように伸びているので、山側・海側両方向の眼下に壮大な風景が広がり、空は果てしなく続く。 悠々と流れてゆく雲。 遠くに駿河湾と笠雲を被った富士山。 トンボがルーテシアにまとわりつくように飛び交い、二輪のライダー達が気持ち良さそうに走り抜けてゆく。 遠くに見える小さな漁港の町がおもちゃのように見える。 自分のちっぽけさ、人間が作り上げたもののちっぽけさ。 風に吹かれながらとりとめも無くいろいろなことを断片的に想った。 こんな贅沢な場所からたったの15分の所で暮らしているなんて、なんだか凄いことに思えた。

気温は16℃しかなくて半袖では寒いくらい。 ススキが金色の穂を揃えて、山の斜面をきらきらに染め上げていた。 紅葉が染まる頃には寒さが厳しくなることだろう。 心の奥まですっきりと洗われたようなショート・トリップ。  人は時々は、スケールの大きな景色に触れて、自分の小ささを思い出すべきなのかも知れない、と、そんなことを考えた。
  

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