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2006.10.30

同じなんじゃないか

(排泄の話が出てきますので、読めるときにお読みください。)

週末から今日まで、目の前のグラウンドで全国規模のゲートボール大会が催されていた。 沖縄・北海道まで各県代表のゲートボール・チームが集まり、競技を競っていたらしい。 日ごろ静かな山里の秋も、大きなテントが並び、プレハブ作りの建物まで建てられて、まるでサーカスがやって来るのかと思うくらいだった。

ゲートボールといえば、どうしても「お年寄りのスポーツ」である。(最近は若年競技人口も増えてはきているらしいが。) お年寄りはどうしても「心の視野が狭い」と言うか、CPUの処理能力が遅れがちで(これは生物として仕方のないことだと思うけれど)、なにかと決まりやマナーを無視する傾向があるのも否めない。 県大会・市内大会レベルだと大会運営者のヒステリックな放送が山間に響き渡ることも多いし、運営者サイドもお年寄りの集まりだったりすると、運営者と選手がマイクを通して喧嘩腰になることも珍しくなく、そうなるとヒステリックを通り越してエキセントリックな世界だ。 それを聞かされることになるこちらも、大会期間中は憂鬱だ。 まあ今回は全国大会だったこともあり、それでもスムースに運営されていた方だと思う。

さて、ゲートボールの大会があると当方が閉口するのはそれだけではない。 すごく大きな憂鬱ネタがもうひとつあって、それは、「その辺で排泄をしてしまうこと」である。 グラウンド周辺には何箇所も立派な水洗公衆トイレが用意されているし、ちゃんと掃除もされているきれいなトイレだし、数も充分確保されている。 その上今回は厚生労働省の予算が静岡県に降りてくるような立派な大会だったから、グラウンド内に簡易トイレがずらりと並ぶほどの手の入れよう。 にも拘らず、多くの方々が「その辺で済ませてしまっている」状況に、何ら変わりは無かった。 我慢できない、という距離では決して無い筈で、何故なら実際に用を済ませている場所と、公衆トイレはほんの数メートルの距離である。 どのくらいかと言うと、私が普段の生活の中で、ふと窓の外に目をやる度ごとに、複数の方が用を足している・・。 延べ人数を数えて、本部に連絡してやろうかと思ってしまう。(やりませんでしたけれど。)

驚くべきことに、トイレを使わないのは殿方に限ったことではない。 女性のお年寄り(簡単に言えばおばあちゃん)がわざわざグラウンドの脇の急斜面を下って、木の茂みを探し(ウチの敷地だったりする)、そこで済ませてしまう。 で、ご丁寧にお尻を拭いたティッシュ・ペーパーを残してゆくのだ。

・・これはもう、トイレの在る無しに関係なく、「外で用を足したい」という欲求が彼らにはあるとしか思えない。 まさか、他人に見て欲しいとまで思っている訳ではないだろうけれど、少なくとも他人に見られる可能性が高くたって、それを気にしないだけの「何か」があるみたいだ。 不思議と呼ぶべきか、理解が難しい。

しばらく前から「電車やバスの中で化粧をする若い女性」の存在が社会問題になり、今でも時々取り上げられている。 彼らの多くは、他人の前で化粧をしないことがマナーであるということを学習していないことが問題らしいが、他の人の目を気にしないという部分において、ウチの敷地で用を済ますお年寄りと、何ら変わりない気がする。 人は何十年も生きて、いろいろなことを身に付けてゆくのかと思っていたのだが、どうやらそんなには変われないものなのかも知れない。 または、一時期身に付けたものも、お年寄りになるとまた失ってしまうのだろうか。

自分が「お年寄り」と呼ばれる年齢に確実に近づいてゆくことを、私は受け入れられるのだろうか? 何だか最近ちょっと自信がない。 少なくとも、用はトイレで足すお年寄りくらいにはなりたいものだけれど。

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