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2006.12.11

新聞の休刊日に

昨日はちょっとでかけてきた。 朝、朝刊に目を通しながら翌日(つまりは今日のこと)が休刊日であることを知り、「それは助かるな」と、思った。 でかけるとじっくり新聞を読む時間が無いので、どうしても未読の新聞が溜まりがちになる。 外泊すればホテルで、わざといつも取っているものとは別会社の新聞を読んでみようという気になってしまい、結局家で未読の新聞が待っていることに変わりが無い。

外出先の街で、たまたま通りかかった新聞販売店では、配達員総動員でお店の大掃除をしていた。 歩道に脚立を立てて大きな窓ガラスを拭いている若い人達を眺めながら、休刊日でもなければお掃除も難しいのだろうな、と、思いを巡らせる。 日曜日も祝日も関係無く、雨の日も雪の日も同じようにきっちりと届けられる新聞・・それを配達する方が、急にとても高尚な人達に感じられた。 どこか楽しげな表情で拭き上げられてゆく窓ガラスの向こうには、可愛らしいクリスマス・ツリーが透けて見えた。

その夜に見上げた街の青色発光ダイオードのクリスマス・イルミネーションは、それはそれは見事だったけれど、何故か私の心の中では、昼間見かけた新聞販売店の小さなクリスマス・ツリーの、赤と緑の白熱電球の光景が瞬いていたのだった。

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コメント

昔、浪人していた時、同じ高校出身で新聞配達をしながら予備校に通っていた男の子がいました。(密かに私は彼のことが好きだったのですが)
5人兄弟の長男で、無愛想で、女の子にはちっとも目もくれず、淡々と勉強もこなし、みごと第一希望に受かって神戸に行きました。
後に、彼のお母さんが「家庭の事情で、勉強に専念させてやれなかったのによく頑張ってくれた」と、私と母の前で涙をこぼしながら語っていたことが忘れられません。
彼のお母さんは、とてもその時輝いて見えたからです。

リーボーさんのクリスマスツリーは、私にとっては彼のお母さんだったのかも・・・。

投稿: のんの | 2006.12.12 21:39

ここにお邪魔して申し訳なく思っています。
初めて見た青く白く輝くイルミネーション…
外に広がる宝石箱のような夜景…
でも一番心が動き目を向けていたかったのは、沢山の
貴重な時間を分かち合い心を開いていた友達でした。
りーぼーはまた心の中に素敵な一瞬を切り取ったのですね。
私も自分の目にしか見えない何かを沢山重ねて
一瞬を大切にしていきたいです。
年の瀬となり、追われるような心持になりますが、
佳いお年を迎えられますように…
その前に満天の星に包まれたクリスマス?

投稿: ちーぼー | 2006.12.13 14:36

のんのさん、こんにちは。

あっ、素敵な淡い思い出ですね。
『クリスマス』、イコール、私にとっては『家族との時間』のイメージが強いせいか、新聞販売店でお掃除をしていた若い方たちも、「様々な背景をお持ちなんだろうなぁ」と想っていました。 なんだか掃除中の一団が全員家族みたいに見えて、不思議な印象だったんですよ。 目に見えない繋がりとでも言いましょうかね・・オーラみたいなものが見えた気がしました。(いえ、霊感はありません。)

クリスマス・シーズンの光景は、どうしてだか、心にグッと来るものが多いような気がします。

のんのさんの思い出の彼も、どこかで家族と一緒に心温まるクリスマスを迎えられているように祈りたいですね。


投稿: リーボー | 2006.12.13 17:27

ちーぼーさん、いらっしゃいませ。
お待ちしておりましたですよ、はい。

先日は酔っ払いのリーボーを地下鉄まで誘導してくださって、ありがとうございました。 きれいでしたね~、さすがは東京の中心、といった貫禄のイルミネーションで、『おのぼりさん』の私はぼーっと眺めておりました。

経過した時間をすっぱりとカッターで切り落として、当時と今日とをスプライシング・テープで直接張り合わせてしまったような、不思議な感覚の時間を過した後での東京の夜景は、やけに心に沁みました。 上手く言えませんが、「寒い夜の出来事として、非常に正解だったな」なんて思いましたね。

またいつでも覗きに来てください。 お待ちしています!

投稿: リーボー | 2006.12.13 17:36

こうして、クリスマスのシーズンには、やはり、たくさんの物語が生まれるのですね…。
私の胸にも、高層ビルから見た夜景と青白いイルミネーションはくっきりと切り取られ、不思議な思いと共にしまわれたようです。

クリスマスを思いつつ
心に輝く光をみつめて・・・。

投稿: かおる | 2006.12.13 19:25

かおるさん、こんばんは。

どなたかと会う時には、何処で会ったというように、光景とセットになって記憶されることが多いので、それがクリスマスの飾り付けで華やいでいる街の光景だと、印象もより一層強くなりますよね。

夜中にも係らず、たくさんの人達で溢れている街を歩きながら、「この人達ひとりひとりにそれぞれの暮らしがあって、それぞれの大事な人があるんだ」、と、ふと考えて、酔っ払いながらに何か感動的な気持ちになりました。

また来年、あの景色を皆さんと一緒に眺めたいものです。
・・かおるさんにも感謝を込めて、祈りのうちに・・。

投稿: リーボー | 2006.12.13 20:22

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