「ここぞの時」にも
味噌漬けが好きなのだと思う。 魚も豚肉も、ちょっと作り方が違うが野菜も。 時々無性に食べたくなる。 焼いた時に出来る焦げの香りや風味を楽しみながら、お酒を相棒にしているのは、なんとも幸せな気分だ。 あまりガバガバと量を食べるというよりは、じっくり時間を味わうような感じで。
「味(特に和食)にうるさいお客様」がある時にも、これならば胸を張っておもてなしできる逸品をご紹介。 前以て仕込んでおけるのも便利。
牡蠣の変わり味噌漬け
材料 牡蠣 なるべく大粒のもの300グラム程度
薄力粉 大さじ5~6
長ネギ 1本分 白い部分の外側だけ使用
柚子 小型1個
京白味噌 300グラム
酒とみりん 大さじ1半ずつ
1・牡蠣は塩水で洗って汚れを落とし、水気を丁寧に拭き取る。
2・牡蠣に小麦粉をまぶして170℃の油で揚げる。
3・ネギを白髪ネギに切り、水に晒してから水気を切る。
4・柚子の皮を薄くむいて千切りにする。
5・味噌と酒・みりんをよく混ぜておく。
6・蓋の出来る密閉容器などの漬け込み容器の底に薄く5の味噌を伸ばし、晒しふきんやガーゼ、キッチンペーパーなどをのせて、その上に2の牡蠣を並べる。 3のネギと4の柚子を牡蠣にのせて再びガーゼなどを被せ、上から味噌を塗る。 これを繰り返して、一番上が味噌になるように重ねて漬けてゆく。
7・蓋をして冷蔵庫へ。 2日目から食べられて二週間くらいは日持ちする。
どちらかと言えば「大人の食べ物」系の味。 盛り付ける時は牡蠣とネギ・柚子を一緒に。 個人的には4日目辺りが一番美味しいと思っている。 使い残した味噌で、豚肉や魚の切り身を漬けて再利用も。(一回だけにしておいた方が良いと思う。 素材に軽く塩を振って30分置いてから水気を拭き取って漬ける。)
丁寧にひとり3粒ずつくらいをこんもり盛り付けて、ぬるめに燗した芳醇なタイプの日本酒と一緒にお出しすれば、そんじょそこらの割烹と勝負できますよ。
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コメント
美味しそうだわ~。
味噌が好きなんです。
投稿: かおる | 2007.02.20 17:38
かおるさん、こんにちは。
牡蠣も旨味が濃いし味噌も濃いので、濃厚な感じになります。
子供の頃はお味噌ばかりがそんなに美味しいとは思っていなかったような気がするのですが、最近特に「美味しいよなあ」と思うようになってきました。 深みがあるところが魅力ですね。 素材によっても作り方によっても、同じ味噌なのにひとつずつ性格が違うし。
発酵食品は、すごいです。
投稿: リーボー | 2007.02.21 16:08