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2007.03.23

所変わればお店も・・

春の陽気に誘われて、伊東と川奈にまでルーテシア嬢でひとっ走り。 くどいようで恐縮だが、ルーテシアに変えてからドライブが本当に楽! 歳をとってきたら何よりも優先してシートで選ぶべきかも知れない、などと、本気で考えるほどに、ルノーのシートは素晴らしい。 体が本当に疲れない。 全然違う。 毎回車に乗るたび毎に、感動に近いものを覚える。

桜には早く梅には遅い中途半端な季節だ。 家族のためだけに耕しているような小さな畑で、収穫されずに残された大根が、地面の上にニョキニョキと伸びて見事な花をつけている様子も、なかなか春らしくて風情がある。 中伊豆地域よりも空気が穏やかで、春が進んでいる印象を受けた。

旅先など滅多に行かないような町では、何気なく地元の人が利用しているスーパーを覗くのが好き。 地元系の小さなメーカーの食品とか、果物や野菜も珍しいし、日配品と呼ばれるのだろうか、豆腐類や乳製品などはルートが全く違うのだろう、見たことのないメーカーの商品があったりして、なんだかウキウキ・ドキドキする。 そうでなくても普段見慣れている商品が、どのくらいの価格でどんな風に売られているのかを観察するだけでも、そこの土地の様子や住民の生活ぶりが垣間見えるようで興味深い。

鮮魚のコーナーには、パック詰めの切り身の他に、大きな発泡スチロール箱に氷をドバッと入れて一匹物の地場上げされた魚が並んでいた。 茶色に輝くスルメイカ、ぎょろっと睨みつけているような鯖も美味しそう。 その隣に30センチくらいの知らない魚が。 「なんだ、これ?」と、氷に差し込まれている木の札をひっくり返すと「ボラ」とある。 「ボラ・・?」

お恥ずかしいことに、私は一匹物のボラは初めて見た。 ボラと言えば、私の中では「からすみの親」という感覚で、魚としてボラを食べた覚えが無い。 どんな身の魚なのかも知らなかった。 かなり興味を持ったが、ここから家に持ち帰って身を下ろして・・というのもちょっと面倒だったので、しげしげと魚を観察だけさせてもらって、購入は見送ることに。

調べてみると、元々は日本人の食卓に馴染んだ魚で、どちらかといえば高級魚だったらしいが、沿岸部で生息しているために、水質汚染が進んだ昭和40~50年代頃には身に臭みが出て、それをきっかけに人気がなくなってしまったらしい。 残念な話ではある。 ちょうどボラの人気の無い時代に育ってしまったので、どうりでお目にかかった記憶が無かったわけだ。 今では水質管理も良くなって、環境がそこそこに守られるようになったお陰で、釣り人などはちゃんと家に持って帰って美味しく楽しんでいるような魚らしい。 へ~。 (ウィキペディアはこちら。) 今度どこかの料理屋さんでお目にかかれたら是非食べてみたいし、何かの機会があれば料理してみたいな、と、思った。

何故か、木札に「ボラ」の文字を見た次の瞬間、頭の中に『ドナドナ』のサビ部分の曲で「♪ボラボラボーラ、ボーラー」が流れてしまい、春らしい薄ぼんやりした陽射しと相まって、家までその音楽が離れなかったのは、買ってもらえなかったボラの祟りか。

結局はボラの代りに、近くのミカン農家で採れたという清見オレンジを格安で購入して帰ってきて、とても濃い味で香りも甘味も強く、美味しくいただいている。 アシタバ一把100円というのも心惹かれたが、冷蔵庫にネバネバ系の食材がいくつかあったので止めておいた。

目新しい土地でコテージでも借りて、そこの食材で半月ほど暮らし、また別の場所に移ってゆくみたいな生活ができたら楽しいだろうなあ。 と、そんなことをぼんやり思いながら。

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コメント

鯔、白身で結構おいしいですよ。あと、以前テレビで普通はサーモンでつくるグラブラックスを鯔の身でつくっているのを見たことがあります。

投稿: kumi | 2007.03.26 00:35

kumiさん、こんにちは。
あっ、白身魚なんですね、ボラは。(そんなことすら理解していない奴。 苦笑です、はい。)
今度お目にかかったら、是非トライしてみたいです。

投稿: リーボー | 2007.03.26 15:53

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