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2007.04.05

見かけによらない

ちょっとその辺に出ると、スミレが花盛りだ。 もちろん人工的に植え付けたものではなくて、完全な野生児。 コンポストに野菜屑を投入しようと裏庭に行ったら、どこに次の足を踏み出せばよいものか迷うほど。 いや、きっと気付かない内に、いくつか踏みつけてしまっているに違いない。

俗に言われるスミレ色のものから、真っ白のものまで、一株ずつ微妙に色の濃さも違うし、花の大きさも茎の長さも個性的。 同じ系統の色使いで濃淡だけが違う、まばらな花の絨毯は、遠くから眺めるとなかなかセンスがあって美しい。

街で暮らしていた時には、「スミレ=か弱い」というイメージで、「守ってあげなくては・・」みたいな印象だったのに、山で暮らしてみると、それは勝手な幻想だったのだと気付いた。 予想以上に強い植物に見える。 そこそこ土の固い場所でも咲いているし、雑草(ライバル?)が少ない場所と見るや、着実にテリトリーを拡大してゆく。 山間に整備されたトリムコースの小砂利のわだちでも、案外平気で咲いている。 なかなかどうして力強いヤツなのだ。

どうも人間は自然界の物に勝手なイメージを植え付けて、猫っ可愛がりしたりする傾向があるように見えるが、実はどれひとつとっても、正々堂々とワイルドで逞しい。 頼もしさを感じてしまうくらいに。 うかうか・ぼんやりしている今時の人間が、微小な病原体に苦しめられたりするのも、なんとなく当然なことのような気がする。

小さいとか弱そうに見えるだけで見くびってはいけない。 人間は人間という動物として、正しく平等に他の種と対峙しなくてはならないのだと思う。

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