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2007.04.08

ほのかに香る

雲量は多目ながらも穏やかな陽射し。 無風で湿度も低かったので、窓を開けたままで過ごしていた。

どこからかふんわりと花の香りがする。 何の花か特定できるような個性のある香りではなくて、でも、確かに花の香り。 読書の目を休めて、窓の外を見遣って香りの源を探すのだけれど、これといって見当たらない。 このシーズンは野草や低木も多くの花をつけるので、総合的な香りなのかなあ、と、首を捻る。

何回かそんなことを繰り返した後、香りの中にふと、微妙に混じる桜の要素を感じた。 塩漬けにした花や葉をいただく時のあの香りを、限りなく淡く淡くしたような感じ。 あっ、と、思って、見上げると、やっぱりそうだった。 二階の屋根を追い越すほどに背の高い山桜が、高い高い場所に花を開いていた。 もえぎ色の若葉とぽつりぽつりと上品な花。 よく見えないが、早速小鳥が来て枝を先を揺らしている。 花に顔を突っ込んで蜜でも吸っているのだろうか。

「ああ、今年も咲いたのね、おめでとう。」 香りに知らせてもらったような気分で、とても嬉しい。 春らしい景色に空を見上げていた。

イースターおめでとうございます。 春の陽射しのように、たくさんの祝福がみなさんの上にありますように。

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