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2007.05.15

気持ちと品物との間で

朝からインターホンが鳴って、出てみると見慣れない初老のご夫人が。 お話を伺うと、ずっと昔に父の部下(?)だった方らしい。 懐かしくなって来てくださったとの事だが、あいにく父は施設に行っている。 その旨をお話して、直接そちらへ訪ねて下さることになった。

父はサラリーマンだった頃、銀座木村屋のパン工場で工場長をしており、その時に一緒に働いた方とのことで、「手土産に木村屋のパンを持ってきたけれど、施設となれば他の利用者さんたちの目もあるでしょうから、ご家族の方で折を見て食べさせてあげてくれませんか?」、と、おっしゃる。 「今伺うのに何個か持ってゆきますので・・。」で、残りをお預かりすることにして、見送ってから中身を検めさせていただいたのだが・・。

二つの紙袋の中にあんぱんがみっしり。 形の違うもの、餡の種類が違うもの、ばら売りのもの、4個パックのもの。 食卓のテーブルの上が「あんぱん天国」になってしまった。 数えてみたら28個もある。 こんなにたくさんのあんぱんは木村屋の店頭販売で見た以来だ、と、思わず圧倒される。 さすがにどれもぎっしりと重たい感じで、しかも大きい。 考えただけで頭の中が餡の甘さに占領されて、なんだかクラクラ。

父が毎日ひとつずつ食べても、一ヶ月分。 とりあえずラップで丁寧に包んで、なんとか冷凍庫に納めて、小出しにしてゆく作戦に。(しかも実は、最近の父は、何故かあんぱんを好まないのだ・・苦笑。) そこに輪をかけるように袋の底から、最中とお饅頭の大きな詰め合わせがお出ましになった!

木村屋と言えばあんぱんなのだけれど、ここまで餡尽くしだと、ちょっとなぁ・・。 父の反応が楽しみでもあり、それが全てこちらに丸投げされるのかと思うと憂鬱でもあり、である。

父を思ってくださるお気持ちは、十分すぎるほどありがたく感じておりますです、はい。
お土産に迷う時にはついつい「食べ物なら・・」と、私もすぐに思ってしまうのだけれど、それはそれで気をつけなくては・・などと、ちょっと考えてしまったのだった。

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