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2007.06.29

違う感じの「冷しゃぶ」

私は肉と生野菜をわっさーっ!と混ぜて食べる感じの物(例えば冷しゃぶサラダや、バンバンジーとか、パストラミのサラダとか・・)が好きなのだが、父が私たちと同じものを食べていた頃には、あまり歓迎されなかった。 父曰く、「口の中で野菜がワシャワシャするのが気になるんだよなあ。」だそうで、例えばレタスよりはサラダ菜、オニオンスライスよりは白髪ネギの方が良いみたいだった。 もちろん加熱してしまえば父の言う「ワシャワシャ感」は無くなるので、熱々のオイルをかけたり、ブランシール(軽ーい下茹で)したりしていた。 なので、父も食べてくれるような「冷しゃぶ風のもの」を・・、と、思って考えたのがこちら。

違う感じの冷しゃぶ  4人分

  • 牛肉 薄切り肉(赤身でもロースでもお好みで) 350g前後
  • キュウリ     2本
  • 長ネギ      1本
  • 茗荷       2個
  • 焼き海苔    1枚
  • 市販のポン酢  大さじ2
  • 醤油       大さじ2
  • 味噌       大さじ1
  • 砂糖       小さじ半分
  • 練りワサビ   小さじ1と半分
  • ごま油      小さじ1
  1. 牛肉は通常の「冷しゃぶ」の要領で、適当な大きさに切って、軽くゆでて水気を取り冷ます。
  2. キュウリは縦半割に切って、種の部分をティースプーンの先端でこそげて取り除き、4㎝くらいの斜め薄切りにする。 長ネギと茗荷も縦半分にしてから斜め薄切りにする。 キュウリと長ネギと茗荷を一緒に水に晒してから、ザルにあけて水気をきっておく。
  3. 焼き海苔は軽く炙って「もみ海苔」に。
  4. ポン酢以下の材料を全て合わせて、そこにキュウリと長ネギ、茗荷を入れて和える。
  5. 牛肉を皿に敷いて、中央に4をのせて、最後にもみ海苔を散らす。

●作ってから時間が経つとキュウリから水が出てしまうので、4以下は食べる直前に作ってください。 長ネギは万能ネギに置き換えても良いし、大葉や新ショウガなども使えます。 ●しゃぶしゃぶにしないで、牛モモ肉(赤身肉)のステーキ用をレアに焼いてから、削ぎ切りにして、同様に野菜をのせれば、育ち盛りのお子さんにも活用できると思います。 豚の薄切り肉で作っても大丈夫。 ●練りワサビの代りにおろしニンニクとラー油を加えれば、コリアンな感じに。 適当にいじって工夫なさってください。

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2007.06.27

価格の差

過日いきなり営業の電話がかかってきた。 神奈川県某所で鶏卵農家をなさっている会社で、サンプルを送らせていただけないかと。 サンプルについては送料等の料金は一切必要無く、値段表も同封するので、実際に食べてみて検討して欲しいと。 その代わりと言ってはなんだが、一週間後くらいにどうだったか伺いたいので、もう一度電話をかけさせてもらう、という内容だった。 別にお断りする理由も見つからなかったのでお受けすることにして、電話の二日後には立派な卵が1パック、クール便で届けられ、何はともあれ「卵かけご飯」でお手並み拝見、と、相成った次第。

山吹色の黄身は箸でつまみ上げられるほどで、新鮮さは申し分ないし、確かに卵の香りも味も濃くて美味しい。 ただ、値段と加味して、他のプレミアム鶏卵と比較した時に、この卵だけが際立って美味しいという印象は受けなかった。 まだ加熱した時や、ケーキの材料として使用した時など試していないので、現段階では評価できないが。

例えば、ちょっと大きなスーパーへ足を伸ばしただけでも、鶏卵は何種類も扱われている。 最も安価なもので1パック200円弱、高いものだと1個100円近くするものまで、本当に様々だ。 確かに高い卵は美味しいと感じることが多いけれど、その値段の差ほど味に差があるかと問われると、ちょっと首を傾げる場合もあるような気がする。 「卵かけご飯」みたいに、卵の味がダイレクトに結果に響くような場合には、それなりのプレミアム鶏卵を使うが、ハンバーグのタネに混ぜ込んでしまうような場合には、思いっきり安価なもので済ませたり、正直なところ適宜使い分けしているのが現状だ。

確かにプレミアム鶏卵には『能書き』が色々と付いている場合が多くて、(他の卵との差別化が狙いだろうが)、やれ餌はこんなものを与えているだの、やれ生育環境にこんな工夫をしているだの、中には鶏卵農家の顔写真が貼り付けてあるものもあり・・。 別に農家のご主人が良いオトコだろうがどんな顔をしていようが、卵の味に関係があるわけではないくらい百も承知なのだが、なんとなくそういった情報がたくさんあればあるほど、安心できるような気分になってくるのも、また事実なのである。

だとすると、値段の差は情報量の差とも言えて、その差額で安心感を買っていることになるのかも知れなくて。 どこか腑に落ちないような、ちょっと妙な気分で、「卵かけご飯」を食べていたのだった。

明日はケーキを焼いてみますかね・・。

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2007.06.25

ドウモイさん、マシューさん、荒神様

川上弘美さんの短編集「龍宮」を読んでいて、『荒神様』という単語と数十年ぶりに再会した。 一言で書くと『荒神様』は台所に住んでいる神様なのだが、どうして私がそんなことを知っているのか、自分でもなんだか不思議な気がする。 でも、多分幼児の時代に、母からか祖母からか解らないが、教えられたんだろう。

私の知っている『荒神様』は、川上さんの小説に登場した『荒神様』とは、ちょっと性質が違っていた。私の記憶の中では、清潔好きな神様なので、きれいに掃除してちゃんと片付いている台所では、火災や怪我などの災難から守ってくださるのだが、洗い物を放置していたり、戸棚の物が出しっぱなしになったままにされていると、醤油をこぼしたり、皿を落として割ったりして、悪戯をする神様、である。

実は同様な神様の存在については、イギリスでも聞いたことがあり、1996年に暮らしの手帖社から発刊された「素敵なあなたに 2」の中に、『ドウモイさん』という同様な働きをするイギリスの妖精が登場して、読んでいてびっくりした。 また、看護学生時代には、受け持った患者さんがイギリス文学の翻訳をなさっていた方で、イギリスの子供向け絵本に登場する『マシューさん』というコビトとも神様とも呼べるような存在が、全く同じような働きをすることを偶然教えてくれた。(なので、数年前、タレントの藤井隆さんが、金髪で『マシュー南』というキャラで登場した時には、目が点だったが・・。)

まあ要するに、「台所はきれいにちゃんと片付けておかなければいけませんよ」という、教訓なのだと思うのだけれども、国の内外を問わず、似たような神様が存在しているとする考え方は、なかなか興味深い。 この神様に限らず、いつでも常にあらゆるところに、「人間の力の及ばないもの」が実は存在していて、問題は、そのことに気付くか気付かないかの違いだけなんじゃないか、などという風にも思えなくは無い。

気付くことは、即ち、心がそこに向かって開かれていることであり、同じ現象を見ても、そこから何かを感じ取るか・取らないかの違いが生じてくるのだろう。 同じ現象をあちらとこちらから、それぞれ別々に見ているわけだから、どちらが正しいという議論は不可能で、どちらも正しいし、お互いに相手を納得させだけの根拠を示すことは難しい。 どんなに言葉を尽くしたって、無理なんだと思う。 それでも、何かの拍子に心を開く瞬間がその人に訪れたり、逆に心を閉ざす機会が来たら、あっという間に今までとは反対側の人間に成り得る、そんなものかもしれないし。

神様とか、精霊とか、霊とか、ご先祖の導きとか、そういったものは、万人が共通の認識を持つことは不可能だろう。 だけど、呼ばれ方はどうであれ、気付く気付かないに関係なく、既に、尚且つ勝手に(ここがポイントかな?)、そこに存在しているような感じなのかもしれない。

久し振りに『荒神様』のことを思い出して、そんなことを考えていた。 

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2007.06.24

コムスン問題の説明会

前の記事で書いた、父がお世話になっている老人施設の経営会社が開催した「一連のコムスン問題」についての説明会に参加してきた。 先方からはグッドウィルグループから一名、その子会社である施設の経営会社から社長と取締役の計三名、それに会場の世話役として営業職の方が数名。 説明を聞きに来た側は20名強ぐらいだっただろうか。 その中には我が家のように夫婦で参加している方々もあったので、組み数としては15組程度か? 実際に老人施設で生活している入居者も10名弱参加されていた。 入居者の子供の世代ならば40~50歳前後、代理人や後見人なら60歳くらい、夫婦の片割れだと70歳前後、入居者なら80~90歳と、それぞれの立場で年齢層も異なる。 今回は東京や神奈川の5箇所で開催を予定している説明会の初回だということと、他の開催地に比べて定員人数がかなり少なく、こじんまりした説明会になることもあって、かなり遠方からもわざわざこの地を選んで参加したご家族も居られたようだ。

一言で要約してしまえば、「ご迷惑をかけて申し訳ありませんでした。 現在売却先を検討しておりますので、決まり次第ご説明します。 それまではグッドウィルグループが責任を持って介護事業を継続しますので、ご心配には及びません。 また、売却先を選ぶに当たっては、現在の理念を受け継いでくれる所、グッドウィルの介護事業数社とそこで働く労働者を一括して引き受けてくれる所を、条件にしています。」、とのことで、別に報道以外の目新しい情報は無かった。 もちろんそれは当方の予想通り。

2時間の予定中に、質疑応答の時間が全体の3分の2以上用意されており、興味深かったのは参加者の意識のあり方や物の考え方など、本題とは少し離れた部分だった。 いや、本題から離れてしまっているのは、質問者が問題の経緯を理解できていなかったり、疑問点を要約できていなかったりするからなのだが、結果として、経済構造に対する価値観の年代別格差、情報格差が如実に露見されてしまい、「ああ現代の縮図だ・・」、と、思いながら参加していたのであった。

まず、グループ企業というものがどんなものであるのか、理解していない方が多いように見うけられた。 「会社が大きい」=「悪いイメージ」という構図。 しかも、「異種業種をたくさん抱えている事」=「何をやっている会社か解らなくて不安」なようだ。 そこに追い討ちをかけて、80・90のご老体に、カタカナの会社名はそれだけでも混乱を招いている様子で、グッドウィルグループもコムスンも判別が付かなくなっているばかりか、各々の会社の株主として名を連ねている「プレミア・メディカルケア」「グッドウィル・プレミア」等の名称に至っては、読むことさえままならない様子である。 そもそも株式会社と上場企業の違いも、根本的に混同している風だったし。 何故に「自分が入居しているホームの会社が、他社に売却されなくてはならないのか」をちゃんと理解しているのは、ある程度若い年齢の参加者に限られていたように見受けられた。

質問の内容が的外れであったり、ご老人特有の要領の得ない長話であったり、挙句の果ては日常の介護のクレームを言い始めたり・・私などはそれだけでもイライラしてしまって帰ってきてから疲れがどっと出てしまったが、迷惑を掛けたという非を背負っている立場では、その質問者を無碍に扱うこともできないであろうし、壇上の社長が神妙に対応している姿が哀れであった。

グループ企業の一員になることの、会社としてのメリット・デメリットを客観的に理解していなければ、会社側からの説明は理解できなかったと思うし、それに関しては説明会をもっと細かく分けて、参加者によって内容や説明方法を変えてゆく必要があったと思う。 まあ、このクソ忙しい騒ぎの最中に、何度も何度も説明会を持つこと自体、不可能なことなのだと同情はするが、何か他の方法も併用しなくては、肝心の説明会で伝えたいことが正しく伝わらない可能性が高い。

もう一点、我々夫婦の間で帰りの道すがら話題になっていたのは、「第三次産業の『評価』」についてだ。 これについては簡単にまとめる自信がないので、ここでは触れずにおかせてもらいたい。

今日も午前と午後の二回、二箇所で数百名規模の参加者への説明会が開催されているはずである。 来週の週末にも予定があるようだ。 それだけの人数が集まれば、イチャモンを付ける人なども混じってくるのかも知れない。 精神的に疲れて夕食を作る時間を遅らせてぼんやりしながら、社長の役職手当がウン百万レベルだとすると、こんなストレスに身を晒さなくてはならないのは、自分だったらとても割に合う仕事とも思えず、なんだか妙な同情を感じてしまったのだった。

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2007.06.20

一連の介護保険騒動に

父がお世話になっている老人施設から、先週封書が届いた。 まさに世の中は『グッドウィル祭り、折口社長祭り』で盛り上がっている最中なわけだが、かの施設が渦中の『コムスン系(コムスンの傘下子会社の経営)』なので、「ご利用されている方々のご家族に、一連の報道でご迷惑をかけたことを、直接説明したい」ということらしい。 説明会の日程等の案内が同封されていた。

グッドウィルが切り離す介護関係の子会社を、どこが買い取るかで、名乗りを上げた様々な会社の名前が、連日報道されて聞こえてくる。 こんな過渡期の真っ只中で説明会に参加しても、多分目新しい情報は語られはしないんだろうな。 どうせ末端の管理職が喋って良い内容なんて限られていて、ニュースや新聞報道の域を出ないんだろうな、などと思いつつも、家族としては参加しないで済ますのも、責任を果たさないようで気になるし。 で、あまり期待しないことを自分に納得させた上で、一応参加申し込みをした。

もちろん介護保険料を不正に請求した問題は、事実として受け止めて謝罪し、再発防止策を講じ、罪を償うことが当然としても、現場のスタッフの働きぶりを日々見ている当方としては、なんだか哀れに思う気持ちの方が強い。 現に、私達が調べ上げて、実際に見て回った老人施設の中で、「ここの介護なら父を任せられる」と思えた所は、今お世話になっているコムスン系の施設だけだったわけだし、指摘し始めたら限が無い細かいことを除けば、基本的な介護は良くやってくれていると感謝しているし、現場の介護者達の働き様には頭が下がる。 何よりも、大手介護会社が軒並み進出を足踏みしたこんな山間部にも、きちんと都市と同じレベルの介護と施設を持ち込んできてくれていたのは、コムスンだけだったのだ。

今回のごたごたの中でも、今日も介護を必要としている人が存在し、介護者達はいつもと変わらずに介護サービスを提供し続けてくれている。 経営の親会社が変わるらしい不安定な状況の下、サービスが低下しないように必死になって働いてくれている人達こそが、もっと金銭的な恩恵を受けるべきで、単に会見で頭を下げ続けている役員達は、自分の報酬を辞退して、末端の彼等に回してあげて欲しいくらいだ。

介護保険は導入当初から、「このやり方ではいつか破綻する」と言われ続けてきたと記憶している。 見切り発車なら見切り発車でも構わないから、問題点を見つけた時点でひとつひとつ改善してゆかないと、気付いた時にはどこから手をつければよいのか解らないような自体になることぐらい、十分気付いていただろうに、それが間に合っていない。 今本当に過渡期で難しい状況なのは理解しているし、試行錯誤がたくさんあっても仕方がないとは思う。 そして、それを踏ん張って支えているのは、末端の介護者達なのだということを、経営者も国も私達も、もっと重く受け止める必要があるような気がする。

説明会は正直気が重いが、行かなければ自分が納得できないだろうし、行った所で自分には納得できても、経営陣には納得できないんだろうな。 憂鬱な気持ちの根底には、介護保険のシステムへの不審がどす黒く横たわっている気がして、私にしては珍しく煮え切れないでいる、今日この頃なのだ。

木村剛氏のブログにこんな記事も

 

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2007.06.19

ご自宅用アイス

おやつの類を手作りなさる方には通じるかと思うが、アイスクリームは面倒くさい。 滑らかにする為に、凍ってゆく過程で何度も攪拌したほうが美味しいし、何よりもただでさえ色々と詰め込まれているフリーザー内に、ボウルの場所を確保するだけでも憂鬱になる。 何とかできないかな・・、ということで考えた苦肉の策。

ご自宅用アイス  500ml.の牛乳パック一個分

  • 薄力粉       大さじ1
  • 砂糖        50g
  • 卵黄        2個
  • 牛乳        200ml.
  • 生クリーム     100ml.
  • マシュマロ     20個 お好みで増減可。
  • ヨーグルト用フルーツミックス缶、またはお好みの果物缶詰の実   150g
  • お好みでレーズンまたは刻んだドライフルーツ   大さじ1ほど
  • バニラエッセンス  少々

作り方

  1. 耐熱容器に薄力粉と砂糖を混ぜる。 そこに卵黄とバニラエッセンスを加え、泡立て器を叩きつけるようにしてよく混ぜたら、牛乳を加えてさらによく混ぜる。
  2. 電子レンジ(500W)で2分加熱し、一旦取り出してよく混ぜて、さらに2分加熱。
  3. 5分立てにした生クリームを加えて混ぜ込み、缶詰の果肉をごろごろと大きなまま加える。 マシュマロとドライフルーツも加えて混ぜる。 マシュマロが溶けかかってても気にしないで大丈夫。 成り行きに任せて!
  4. 洗った牛乳パックに3を流し入れ、口を折り曲げて直方体にし、ガムテープで口の部分をしっかりとめる。
  5. 冷凍庫に寝かせ入れて、一時間に一回牛乳パックを半回転させながら凍らせる。(約4時間。)
  6. 完全に凍ったら、牛乳パックごと包丁で切り分け(厚めのスライスの要領で)、外側の紙をはずして器に盛る。

●缶詰のフルーツは大き目のほうが美味しいので、半割の桃缶でしたら、縦に4つ切り程度を目安に。 ●材料を倍にして、1ℓパックで作っても。 その場合は冷凍庫で4分の1回転させてゆくと良い。 ●食べ残した分は断面をラップで包んで輪ゴムでもかけてしっかり空気を遮断して、冷凍庫で保管を。

作り慣れてきたらヨーグルトを加えたり、ココアや抹茶を使ったりして工夫して、我が家の味を作ってください。     

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2007.06.18

ツッコミの技術

みみずくが穏やかにホウ・ホウと鳴いている、静かな夜だ。 彼等の鳴き声は「脱力系」で、あんまり必死になって鳴いているとは聞こえないので、「のんびりやりましょうよ」と、まるで諭されているような気分になる。 まあ、同じ鳴き声を聞いても、そこからどんなイメージを受け取るかは、人によって、置かれている状況によって様々なんだろうけれど。

今年もF1(フォーミュラー・ワン)のワールドシリーズが行なわれている(昨夜はアメリカグランプリだった)が、先週のカナダグランプリは、とても印象的だったのが記憶に新しい。 レース自体が荒れた感じで、派手なクラッシュ、多くの事故、完走したマシンの少なさも然ることながら、今までに無く新鮮な印象を受けたのが、解説者として片山右京氏と共に招かれていた、レーシング・ドライバーの脇阪寿一氏の存在だった。

何が凄いって、ツッコミの技術。 荒れたレースの中、マシン同士の板ばさみに合って行き場を失いコースアウトした車を見れば、すかさず「どこ行っとんねん!」、いきなりのエンジントラブルでスローダウンした車には「どないしたんや!」、原因不明の単独クラッシュには「何しとんねん!!」、競り合ったまま併走してカーブに突入する2台には、「どうすんねん?どないすんねん?!!」・・・と、実況アナウンサーが何か言い始める前にスパッとツッコムのである。 大阪弁丸出しで、見た瞬間に適切なツッコミを入れるそのタイミングときたら、絶妙以外の何物でもない。 そのツッコミが数分に一度くらいの頻度で炸裂する。   おかげで、いつもは標準語のちょっと気取った感じで、「いかにもスポーツ中継です」みたいに淡々と進行してゆくF1中継が、まるで野球ナイターの副音声で芸能人のオチャラケ解説を聞いているみたいになり、こちらは何度も吹き出してしまった。

大阪人にとっては、ツッコミはきっと「反射」の世界なんだろうなあ。 頭で考えなくても、見た瞬間にツッコンでいるに違いない。 こりゃあ東京人が勝てる筈無いや、と、なんだか判らないが舌を巻きながら録画を再生していた。

これには「スポーツ中継としてはどうよ?」とか「解説と言えるのか?」といった批判も避けられないかもしれないが(たしかに解説者としての脇阪氏は、中継にとってあまり役立っていなかったような気がする・・)、個人的には非常にウケて気に入った。 とくに今回のカナダグランプリのように、何が起こるかわからない荒れた展開には、結果として良くマッチしていたと思った。

機会があれば、もう一度くらい脇阪氏を解説に呼んでもらいたいものだ。 いや、解説者としてではなくツッコミ役としてその居場所を用意しても良いくらいだと、私は思っている。

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2007.06.15

壁の蜘蛛

この辺りは蜘蛛がたくさんいる。 つまり、餌となる虫が多いということに他ならない訳だが、見ていると、捕食の方法によって2種類に分けられるようだ。 ひとつは俗に言う「蜘蛛の巣」を張って待ち伏せするタイプ。 もうひとつは巣を張らずに自分で壁伝いに歩き回って餌を捕まえるタイプ。 前者が家の中に入ってくることは殆ど無いのに対して、後者は結構な頻度で紛れ込んでくる。 蜘蛛は毒もないし益虫なので、基本的には放っておくことにしているものの、巣を張らないタイプは大型の個体が多く、下手をすると『びっくりおもちゃ級』なので、やはり一つ屋根の下に居てあまり気分の良い相手とも言い難く、相手の行動が鈍っている昼間に柄の長い箒などで追い回して、窓の外へ誘導することが多い。

不思議なもので、壁でくつろいでいる(?)蜘蛛の居場所は大抵決まっていて、例えば一匹外へ出しても、次に来た蜘蛛がまた同じ場所でくつろいでいる。 大きさも違うし、どう見ても違う個体なのに、落ち着く場所は一緒なのだ。 一体何がそうさせているのか、蜘蛛の気持ちは全く判らない。 ただ、これだけ固定化されているところを見ると、何か理由があるんだろうな、とは思う。 風の流れなのか、明るさの度合いなのか、振動の具合なのか。 彼等にしてみたら居心地の良い場所なんだろう、きっと。

人間も本来はきっと、居心地の良い場所を知っているんだと思う。 大した個体差も無く、誰もが不思議と居ついてしまうような環境を、本能的に選べるんじゃないかと。 知っているんだったら、それを隣の誰かにも作ってあげればいいのに、どうもそれが上手くできないのは、何か別の価値観に心を奪われているからかも知れない。

環境に適応できずに、自殺の道を選んだり、心を病んでしまったり、逆に他者を傷つけることに快感を覚えたり。 そんなニュースが毎日流れる中で、壁でくつろいでいる蜘蛛を見ながら、様々なことを想う。

しかし、それにしても、家の中じゃ餌も少ないだろうに、どうしてこうも入れ替わり立ち代り、一体何処から進入してくるのか・・? そんなに居心地が良いとも考えられないのだけれど。 やっぱりどうも蜘蛛の考えていることは判らない。

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2007.06.14

そろそろと

みなさまにずいぶんとたくさんのビールを飲ませてしまいましたので(?)
そろそろとフェイド・インするイメージで
ゆっくりとペースを戻してゆこうかな、などと、思っております。
(相変わらず、勝手なヤツで・・。)

梅雨入りだそうで。
雨の日はウグイスもホトトギスも殆ど鳴かないので、「あっ、本来はこんなに静かだったんだ」って感じです。
気温が低いし、よく眠れそうな予感。

「縁(えん)」に対して、人はどの程度のコントロールが利くのだろう?、なんて、
そんなことをぼんやり考えつつ。

それはそうと、さつまあげって、美味しいものとジャンクフード的なものとの差がとても大きいですね。
先日偶然買ってきた「イカのちぎり揚げ」が大当たりで、嬉しかったです。
期待していなかったものが美味しいと、とっても得した気分。

お休みしていた間に、サントリー・モルツでうっかり応募した『笑点』とのコラボTシャツが当たりました。
胸元に「座布団一枚おあげなさい」と印字してあり、
背中で「はぁ~い!」のお返事がプリントされています。
真っ赤な色で金文字。 派手派手です。
応募しておいて、当たっておいて、ナンですが・・・ちょっと着るのに勇気が要るかも。

とりあえずのっけから、こんな感じで恐縮してます。

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2007.06.05

(お詫び)

少々体調の優れない日が続いておりまして。
度々おいでくださっている方々、ご期待に添えなくて申し訳ありません。

冬眠ならぬ『初夏眠』ということで。

どちらさまもビールなど飲みながら、お待ちいただければ、と、存じます。

(一体、何屋のつもりだ?!←独りツッコミ)

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2007.06.03

「同じ」なのに「違う」

例えばデパートや輸入商材を扱うようなお店で、香辛料の並んだ棚を見るのが好きだ。 まあよくぞこんなに・・というくらいに、色とりどり様々な種類が並んでいる。 洋食向き・和食向きの香辛料は何かとお世話になる機会も多いので、それでも見慣れているほうかと思うが、中華向きの香辛料には全く見たことのないものや、漢字を読んでも何に使うのか判らない物も多く、初めてのものを勘で買ってきた挙句、エライ目にあったこともあったっけ・・それはそれでまた楽しかったりするのだが。

瓶や袋に詰められているものは、乾燥したり、その上に粉砕してあるので、同じ物であっても生のまま食べるのとは、ずいぶん印象が違うので面白い。 ある一部の特徴は無くなり、ある部分は残り、全体のバランスが変わるので、生と乾燥品とでは全く違うものと言っても良いくらいに性質が変化して、当然ながら適した使い方も使う量も違ってくる。

ニンニクは一般的な香味野菜なので、日頃から手元においてパスタ料理などに活用されている方も多いと思う。 とやかく言う私も、大抵買い置きがある。 でも、それとは別に香辛料として売られている「ガーリック・パウダー」も、切らしたことが無い。

まず、ガーリック・パウダーは匂いが淡い。 ニンニクのあの香りは美味しさのひとつではあるけれど、エチケットとして食べられない場合もあるし、下手をすると次の日まで匂ったり、口元だけでなく体全体からふわっと匂ったりするので、体に良いことは判っていても気を遣う。 それが、ガーリック・パウダーだと、殆ど気にしなくても大丈夫なほどに、匂いが薄い。(もちろん、たくさんの量を使えば話は別。) なので例えばジャガイモの素揚げなどの出来上がりに、塩と一緒に振り掛けたりしても、匂いは気にならない。

そして、匂いは薄いのに旨味成分が多い。 だからコクが出る。 素材に下味をつけたりする場合には、もってこいだ。 また、ムニエルの衣に混ぜたり、野菜のソテーにぱぱっと振ると旨味がぐんと広がってくる。

ニンニクは生のものを持っているから、と、わざわざガーリック・パウダーを買わない方が多いかと思うが、持っていると本当に便利な香辛料なので、生とは別のものとして、一本手元に置くことをお奨めしたい。 安売りの機会があったら、とりあえず試してみてもらいたい食品のひとつだ。


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