« ご自宅用アイス | トップページ | コムスン問題の説明会 »

2007.06.20

一連の介護保険騒動に

父がお世話になっている老人施設から、先週封書が届いた。 まさに世の中は『グッドウィル祭り、折口社長祭り』で盛り上がっている最中なわけだが、かの施設が渦中の『コムスン系(コムスンの傘下子会社の経営)』なので、「ご利用されている方々のご家族に、一連の報道でご迷惑をかけたことを、直接説明したい」ということらしい。 説明会の日程等の案内が同封されていた。

グッドウィルが切り離す介護関係の子会社を、どこが買い取るかで、名乗りを上げた様々な会社の名前が、連日報道されて聞こえてくる。 こんな過渡期の真っ只中で説明会に参加しても、多分目新しい情報は語られはしないんだろうな。 どうせ末端の管理職が喋って良い内容なんて限られていて、ニュースや新聞報道の域を出ないんだろうな、などと思いつつも、家族としては参加しないで済ますのも、責任を果たさないようで気になるし。 で、あまり期待しないことを自分に納得させた上で、一応参加申し込みをした。

もちろん介護保険料を不正に請求した問題は、事実として受け止めて謝罪し、再発防止策を講じ、罪を償うことが当然としても、現場のスタッフの働きぶりを日々見ている当方としては、なんだか哀れに思う気持ちの方が強い。 現に、私達が調べ上げて、実際に見て回った老人施設の中で、「ここの介護なら父を任せられる」と思えた所は、今お世話になっているコムスン系の施設だけだったわけだし、指摘し始めたら限が無い細かいことを除けば、基本的な介護は良くやってくれていると感謝しているし、現場の介護者達の働き様には頭が下がる。 何よりも、大手介護会社が軒並み進出を足踏みしたこんな山間部にも、きちんと都市と同じレベルの介護と施設を持ち込んできてくれていたのは、コムスンだけだったのだ。

今回のごたごたの中でも、今日も介護を必要としている人が存在し、介護者達はいつもと変わらずに介護サービスを提供し続けてくれている。 経営の親会社が変わるらしい不安定な状況の下、サービスが低下しないように必死になって働いてくれている人達こそが、もっと金銭的な恩恵を受けるべきで、単に会見で頭を下げ続けている役員達は、自分の報酬を辞退して、末端の彼等に回してあげて欲しいくらいだ。

介護保険は導入当初から、「このやり方ではいつか破綻する」と言われ続けてきたと記憶している。 見切り発車なら見切り発車でも構わないから、問題点を見つけた時点でひとつひとつ改善してゆかないと、気付いた時にはどこから手をつければよいのか解らないような自体になることぐらい、十分気付いていただろうに、それが間に合っていない。 今本当に過渡期で難しい状況なのは理解しているし、試行錯誤がたくさんあっても仕方がないとは思う。 そして、それを踏ん張って支えているのは、末端の介護者達なのだということを、経営者も国も私達も、もっと重く受け止める必要があるような気がする。

説明会は正直気が重いが、行かなければ自分が納得できないだろうし、行った所で自分には納得できても、経営陣には納得できないんだろうな。 憂鬱な気持ちの根底には、介護保険のシステムへの不審がどす黒く横たわっている気がして、私にしては珍しく煮え切れないでいる、今日この頃なのだ。

木村剛氏のブログにこんな記事も

 

|

« ご自宅用アイス | トップページ | コムスン問題の説明会 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 一連の介護保険騒動に:

« ご自宅用アイス | トップページ | コムスン問題の説明会 »