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2007.06.03

「同じ」なのに「違う」

例えばデパートや輸入商材を扱うようなお店で、香辛料の並んだ棚を見るのが好きだ。 まあよくぞこんなに・・というくらいに、色とりどり様々な種類が並んでいる。 洋食向き・和食向きの香辛料は何かとお世話になる機会も多いので、それでも見慣れているほうかと思うが、中華向きの香辛料には全く見たことのないものや、漢字を読んでも何に使うのか判らない物も多く、初めてのものを勘で買ってきた挙句、エライ目にあったこともあったっけ・・それはそれでまた楽しかったりするのだが。

瓶や袋に詰められているものは、乾燥したり、その上に粉砕してあるので、同じ物であっても生のまま食べるのとは、ずいぶん印象が違うので面白い。 ある一部の特徴は無くなり、ある部分は残り、全体のバランスが変わるので、生と乾燥品とでは全く違うものと言っても良いくらいに性質が変化して、当然ながら適した使い方も使う量も違ってくる。

ニンニクは一般的な香味野菜なので、日頃から手元においてパスタ料理などに活用されている方も多いと思う。 とやかく言う私も、大抵買い置きがある。 でも、それとは別に香辛料として売られている「ガーリック・パウダー」も、切らしたことが無い。

まず、ガーリック・パウダーは匂いが淡い。 ニンニクのあの香りは美味しさのひとつではあるけれど、エチケットとして食べられない場合もあるし、下手をすると次の日まで匂ったり、口元だけでなく体全体からふわっと匂ったりするので、体に良いことは判っていても気を遣う。 それが、ガーリック・パウダーだと、殆ど気にしなくても大丈夫なほどに、匂いが薄い。(もちろん、たくさんの量を使えば話は別。) なので例えばジャガイモの素揚げなどの出来上がりに、塩と一緒に振り掛けたりしても、匂いは気にならない。

そして、匂いは薄いのに旨味成分が多い。 だからコクが出る。 素材に下味をつけたりする場合には、もってこいだ。 また、ムニエルの衣に混ぜたり、野菜のソテーにぱぱっと振ると旨味がぐんと広がってくる。

ニンニクは生のものを持っているから、と、わざわざガーリック・パウダーを買わない方が多いかと思うが、持っていると本当に便利な香辛料なので、生とは別のものとして、一本手元に置くことをお奨めしたい。 安売りの機会があったら、とりあえず試してみてもらいたい食品のひとつだ。


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