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2007.07.04

そんなものなのかな

数ヶ月中に小さな手術を受けることになった。 簡潔に書くと、子宮を取る予定だ。

今後どういう方針で行くか、婦人科の医師と相談している中で、医師が「子宮を取るということは、つまり、生理が来なくなり出血しなくなるということになります。」と言うので、即座に「それは、助かります!」と、反応したら、「いや~あ、それが、そう簡単には助からないんですよ。」 「はあ?」 「自分は男なんで『オンナゴコロ』のことは、どうも解らないんですが、子宮を無くしてしまうと、喪失感に苛まされる患者さんが、ね、そこそこ居られるんですよ。」 「えー?!・・そんなもんですか?」 「生理が来る時には『面倒くさい』だの『厄介だ』だのって散々文句言ってたくせに、いざ、来なくなってしまうと急に『来なきゃ来ないで寂しい』って。 それで術後にブルーになって鬱の治療を始める方もあるくらいですから。」 「うわあ、それは嫌ですね。 今はまだ、そんな気持ちになるなんて全く想像もできませんけど。」 「うーん、その時にならないと理解できないものなのかもしれませんよ。 まあ、ね、助産婦さんとか看護婦さんとか、女性の病棟スタッフが話し相手になってくれるとは思いますけどね。 なにせ『オンナゴコロ』には疎いもんで・・。」

早速家に戻ってから検索をかけてみると、確かにそういった患者さんを看護したという看護研究論文がいくつも見つかった。 残念ながら、患者側が自分の喪失感を綴ったページは見つけることができていないが。 世間的にはそういう事例は少なくないみたいだ。

どうせもう役立てる予定もないのだから、とっとと取ってサッパリしたい・・などと、お気楽に考えていたし、早く閉経しないかな、なんてのん気に思っていただけに、そんな感覚は未知の世界で全くの予想外だったので、聞いていてちょっと怖くなった。 そんな時に限って、普段は蓋をしている自分の本性が出てしまうようで。 げげげ。

貴重な経験ができそうだから、自分がどんな風に心理的に変化するのか、半分楽しみに覗いてみたいと思っている。

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