« そうじゃないだろう | トップページ | ナメられてるのか? »

2007.08.20

「お話中」

1970年代の音楽を聴いていたら、『line is busy』という言い回しが出てきて、瞬間的に、あっ!と思った。 

文字通りに捉えると「お話中」。 そうだよな、電話はlineで繋がっていたんだよな・・、などと、曲とはまったく関係ない部分で思考が脱線してしまったのは、現在の携帯電話はlineで繋がっていないことに気付いたからである。

電話に限らず、例えば電力会社から供給を受けるlineだって、ずっと辿ってゆけば、必ずどこかの発電所まで繋がっているのだし、水道管も然り。 ライフラインなんていう単語もあるくらいで、とどのつまりは「点と点を結ぶ線」だ。 字の如く、本当に細い線で繋がれているとは、意識してみると、実は凄いことのような気がしてくる。 こんな末端の個人の家まで、ちゃんとlineが届いているなんて。

片や、携帯電話のように、技術の進歩によって実際にはlineが繋がっていないものも増えてきた。 例えばテレビやラジオの類。 無線LANだって。 リモコンひとつを取り上げても、「情報を波の凹凸の隙間に乗せて飛ばしてしまう」ものは結構身近にある。 波はある程度指向性を持たせることができるらしいので、「この波を、貴方の方向に飛ばしますから、受信して下さいね。」的な飛ばし方もあるのだろうが、多くは全方向に近く周囲にばーっと飛ばして、「必要な人は、受け取ってください。」と、受信する側の意志で選択するようなシステムらしい。 必要のない人に、必要のない情報が届かないように、利用する周波数(波の周期)を細かく規定しているのは、そのせいだろう。

実際にlineで繋がっているものは、完全に1対1の関係が成立するのに対して、lineで繋がれていないものは、1対複数にも成り得るわけだ。 実はこれ、結構大きな違いなんじゃないだろうか。 責任の根拠とか、客観性とかを論じる場合において、特に。

やがて、ずっと時間が経って、「お話中」を示す言い回しにlineという単語が使われない時代が来るのだろうか。 例えば『air is busy』みたいに?

|

« そうじゃないだろう | トップページ | ナメられてるのか? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「お話中」:

« そうじゃないだろう | トップページ | ナメられてるのか? »