走る煮干
山には虫が多い。 なので、当然虫を餌とする動物たちもいっぱい暮らしている。
洗濯物を外へ干しに行くと、気配を感じて一斉にそそくさと逃げて行くのは、「カナヘビ」だ。 コンクリートの上で日向ぼっこをしているのを、見かけることが多い。 こちらが「時間が無い~!」なんてパタパタと走り回っている時に、日光浴している所から顔だけ振り向かれると、「何かありましたぁ?? まあのんびり行きましょうよ。」、なんて、のん気に話しかけられているような気がして、なんとも脱力系イメージのトカゲだ。(いや、そう見えても必死に生きているに違いないと思うが。 イメージが、ね。) よく見ると、つぶらな目が、なかなかチャーミング。
彼らも彼等なりにちゃんと繁殖しているらしく、先週『ますたあ』が子供サイズのカナヘビを見たと言う。 「ちっちゃくて可愛いよ。」、の後に続いたのが、「なんだか煮干が走ってるみたいでさ。」 ん?『煮干が走る?』・・この表現に興味を持ったので、その子供サイズのカナヘビに会える機会をうかがっていた。
そうしたら、やっと会えたのである。 体長4センチくらいの小さなカナヘビ。 おもちゃのような小さな細い足が、パタパタとゼンマイ仕掛けのように動いている。 ぶきっちょさ丸出しでユーモラス。 体の太さと、体長、それに、頭の大きさ、丸いつぶらな目・・確かに全てのバランスが、『ますたあ』の言っていたとおりに、煮干のそれだった。 可笑しい。
体全体で「僕たちは魚類から進化して来たんです」と表現しているようなその姿に、チョロQにも通じるお茶目な感じが上乗せされて、なんとも可愛らしくて、しばし和ませてもらった。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
こんにちは。
煮干っぽいって表現に大笑いさせてもらい
コメントを書かせていただきました。
「小さなカナヘビ」可愛いですよね。
オイラが子供の頃の話。大きなカナヘビやトカゲが触れず
いつも小さいのを探して、遊んでいたことを思い出しました。
確かに煮干っぽいですね。
投稿: クッスィ~ | 2007.08.14 12:16
クッスィ~さん、お暑うございます。
夏バテしてませんか?
『ますたあ』が「特徴を要約して一言で表現する時」には、ハッとするような単語の使い方をすることがあって、長年一緒に暮らしているのに、いまだになかなかセンセーショナルです。 やっぱり、コピーライターの血が流れているんでしょうか?
煮干っぽいヤツは、独特の可愛さでした。 人間だけに限らず、動物も植物も、子供は可愛いですね。
投稿: リーボー | 2007.08.14 16:51