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2007.10.31

クロッカス

買い物の途中でDIYのお店に寄ったら、園芸コーナーに球根の段ボール箱がたくさん並べられていた。 一番の人気商品は水仙らしく、結構な品種の数だ。 それぞれの箱に、この球根はこんな花が咲きますよ、みたいな写真が貼り付けてあるのだが、色も花弁も大きさも本当に様々なら値段もピンキリで、妙に感心して眺めていた。

端っこの方に懐かしい水栽培用の入れ物を見つけて、釘付けになった。 プラスチック製のものの隣には、「あの頃」のままの分厚いガラス製のものも。 首の部分が細くくびれた形が、とても懐かしくて郷愁をそそられる。 よく見るとデザイン性を重視した洒落た製品や、同時に複数の球根を乗せられるような構造のものも売られていた。 それなりに進化している様子に、胸を撫で下ろすような気分になったのはどうしてだろう。

ヒヤシンス用の大型と、クロッカス用の小型の商品が並んでいる光景は、兄弟みたいで可愛い。 義父も懐かしんでくれるかと思って、テーブルの上でも邪魔にならない小さなクロッカス用をひとつ、球根とセットで買った。 容器が60円、球根が30円程で、合算して消費税をつけても100円でおつりが来た。

父の元へ持ってゆくと、介助の手助けをしてくださっているヘルパーさんの若い男性が、クロッカスを知らないというので、父と苦笑してしまった。 成長を楽しみにしてくれる人が思いもかけずひとり増えて、きっと球根も育ち甲斐があろうかというもの。

何色の花が付くのかは内緒にしておいた。 小さな命を育てることで、みんなにハッピーな気分が運ばれてくることを期待したいと思う。 「園芸店で見つけたクロッカスの水栽培セット100円。 日常に変化のある喜びプライスレス。」なんて、上手くいきますかどうか・・。

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コメント

こんにちわ。
先日、トラックバックとコメントを頂いた、ねっちといいます。
小さな自然を身近に、ですね。
植物のある空間というのは、妙に落ち着きますよね。都会に行ったときでも、植物が植えられているところに、自然と身体が引き寄せられるというのも、人間の本能かもしれません。
私自身は、毎年、イネを育てていますが、その期間というのは、やはり何か特別な時間のような感じです。

投稿: ねっち | 2007.11.01 10:56

ねっちさん、いらっしゃいませ。 おいでいただけて嬉しいです。

父も元気だった頃は庭いじりを楽しんでいたのですけれど、病気をやってからは車椅子の生活で、物理的にも気持ちの上でも、双方共に「土から遠ざかってしまった」感じです。 水栽培のように見る間に育って行くような、変化の早いものならば、父の脳の理解度に対応できて興味を持ってくれるかな・・?と、思いまして。

人間というもの、やはり緑とは切っても切れない関係が、遺伝子に組み込まれているのかもしれませんね。

どうぞまたお気軽に覗きにいらしてください。 お待ちしています。


投稿: リーボー | 2007.11.01 20:08

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