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2007.10.02

マスカルポーネ

マスカルポーネチーズと言えば、まずはティラミスを思い浮かべる方も多いと思う。 フレッシュチーズの一種で日持ちはしないが、味や匂いがほとんど無くて、そのまま食べた時の感覚は「砂糖を入れないで固く泡立てた生クリーム」にかなり近い。

そのマスカルポーネが、中途半端な量で冷蔵庫に残っていた。 わざわざデザート系を作るには量が少ないし、なにか果物のコンポートでも作って乗せて食べるか、などと考えながらパッケージを眺めていたら、背景に真っ赤なトマトが、これまた一つだけ残っているのが見えた。 夏の強い陽射を最後に閉じ込めた様な完熟路地物のトマト。 これもそろそろ鮮度が落ちてくる頃だったはず。 「コンポートとマスカルポーネの組み合わせがいけるのなら、トマトでもなんとかなるんじゃないか」、と、ふと思いつく。 カプレーゼだったっけ?、トマトとモッツァレラチーズの前菜も存在することだし。

大きなトマトは縦半分に切ってから軸を除いて、7mm.程度に薄切り。 種も真っ赤でしっかりしていたから、抜かずにそのまんま使った。 お皿に並べて、それぞれに茶さじ2杯程度のマスカルポーネを乗せてゆく。 岩塩を上からパラパラと降りかけ、多めに黒コショウを挽く。 料理器具も汚さずに、何もかもお皿の上で済ませるところが、なんだかイタリアンっぽくて笑ってしまう。 仕上がりにオリーブオイルをちょろっと回しがけ。 バジルでもあれば完璧だったろうが、今回は庭の青紫蘇で代用。 指先で小さくちぎるようにしながらパラパラと散らす。 やったのはそれだけ。 ほんの2~3分の料理。 作っていたこちらが、なんだか申し訳ないような気持ちになるほどに、簡単で単純。

ところが期待に反して、これがね、なんとも美味しかった! モッツァレラチーズのような歯応えがないので、口の中でいきなり全ての味が馴染んできて、後から岩塩とコショウのインパクト、最期に紫蘇の香りがふんわり。 ある意味、本家のカプレーゼよりも美味しい。 チーズが苦手な方でも心配ないし、ワイン・パーティーの時に重宝しそうだ。

思いつきで作ったものが美味しくて、ラッキーな気分だった。 今度はこれを作る為に、わざわざマスカルポーネを買ってくることになりそう。 機会があったらお試しください。

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コメント

即興でこんなおいしそうな一品が出来るなんてさすがリーボーさん^^簡単なようで、岩塩や黒胡椒、紫蘇等の素材がおいしさの秘密の様な気がします。

酒飲みのダンナが喜びます。ワインに合いそう♪
ホームパーティーの時にも、前もって作って冷やしておけば取り敢えずの一品として大活躍しそうですね。
こんどお鍋パーティーをする予定ですが、油を使うこの料理は、お鍋の前のおつまみとして重宝しそうです。

投稿: のんの | 2007.10.02 12:39

のんのさん、鍋パーティですか。 秋だなあ。 この気温になると、そろそろ鍋も恋しくなります。

自宅パーティーの時は、作って冷やしておけるものとか、常温で楽しめるメニューがあると、『台所係』が楽ですよね。

私の暮らしている所だと、モッツァレラよりマスカルポーネのほうが入手し易いので、今回の件で、あんまり先入観に囚われずに色々なものに使ってみようかな、と、思いました。

楽しいパーティーになりますように!

投稿: リーボー | 2007.10.03 06:44

残り物はメッセージなんですね!

投稿: Mr.Spice | 2007.10.04 22:42

上手い! 座布団一枚!!

投稿: リーボー | 2007.10.04 23:13

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