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2007.11.06

1800kcal

このところ『ますたあ』のかかりつけ医の勧めもあって、一日の摂取熱量が1800kcalに収まるように食事を作っている。 糖尿病の患者さんの食事を調整していた時は、1200kcalのご要望が多かったので、それに比べると「随分たくさんの材料を使えるじゃないか」という印象だ。 その上『ますたあ』は朝食を摂らない習慣なので(牛乳だけは飲んでもらっているが。)実質2食とおやつで1800kcalを分配すればよいことになり、3食しっかり食べる私よりもたくさんの量を食べられる。

久々にキッチンスケールと電卓を並べて、横に食品成分表の赤い本と、糖尿病治療食の食品交換表(同じ熱量を他の材料に置き換えるときに便利な重量表)を厨房に持ち込み、頭を使いながらの料理。 別にこういう事は苦にならない性格なので、面白がってやっている。

何日か続けてみて改めて思うのは、やっぱり多いのは油脂と炭水化物だ、と、いうこと。 野菜や果物、肉、魚、乳製品を使う量は、ほとんど普段の食生活に変わりが無い印象だ。 それに引き換え、ご飯、麺類、パンといった主食の穀物と油脂類は、やはり「必要とされている量」に対して「普段食べている量」が圧倒的に多い。 特に調理の過程で使われる「隠し油」・・例えば炒めてから煮込むような料理の、最初の炒めに使う油や、肉や魚の素材そのものに含まれている脂身や脂肪など、は、見落としがちなことがよく解って興味深い。 とりあえず、何も考えずにタラーっとフライパンに流していた最初の油を、ちゃんと計って使うだけでもだいぶ違うのである。

「一回の食事に使う油は、ひとりに付き小さじ1杯までにする。」 この単純なことが、実はとても大事なようだ。

初めはいちいちご飯茶碗をキッチンスケールに乗せていたが、3日目にはしゃもじですくうべき量の感覚が身について、110グラムのご飯(つまりは160kcal)が自然によそえるようになった。 これも体が覚えてしまえば、なんということもない。

栄養管理などと堅苦しく考えると面倒くさいけれど、これだったら出来そうな気がする、続けられそうな気がする、そう思えることがポイントだろうか。

そういう目で、外食産業で出されているメニューのカロリー表などを見ていると、「いったいどんな素材でどんな調理をしたら、こんなに多い熱量になるのだろうか?」、と、首を傾げる。 確かに油脂をたくさん使うと美味しくなるのだけれど、やっぱりそれに騙されてしまう自分が哀しい。 きっと「隠れ油」がたっぷり入れられているんだろうな。

たまたま与えてもらった機会を活かして、新たな視線で外食産業を見ている。 それはそれで、またオツな感じだ。(ちなみに『ますたあ』は糖尿病ではありませんので、ご心配なく。)

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コメント

巷の料理は、塩を使いすぎていると思いませんか?
レストランも、市販の調理済みの食品も、お菓子類も、私にはかなり「塩辛く」感じています。
また、スイーツなどと呼ばれている食品は、逆に「甘過ぎ」ではないでしょうか?
何か、両極端のような気がしています。
我が家では、もともと妻が薄味でしたので、かなり味付けも薄くなってきていて、時々母親が調理すると、妻が来る以前の我が家の味が、いかに「塩辛」かったがわかります。
ちなみに、両親は、高血圧で、薬を飲んでおります。
日本の食事、危ないですねぇ。

投稿: ねっち | 2007.11.07 08:02

ねっちさん、そうですね、私も、塩も旨味成分も多すぎだと感じることが多いです。 やっぱり毎日の習慣の差は大きくて、時々お味噌汁の塩分を他のお宅の料理と比べてみると、濃いご家庭あり・薄いご家庭あり・・で、驚かされます。 年齢を増すに従って、味を感じる感覚も衰えてゆきますので、お年寄りだけのご家庭の場合は特に、時々若い人が行って、一緒に同じご飯を食べながら、さり気なくチェックしてあげることも大事なのかもしれませんね。

かつてとは違って、外食・中食を皆がこれだけ利用するようになったことを考えると、たまに食べる料理としてではなく、「日々の食事のための料理としての味付け」が大事になってくるのだと思います。

投稿: リーボー | 2007.11.08 08:04

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