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2007.11.13

春菊

鍋のシーズンも到来して、いよいよ春菊の出番。 子供の頃は別に何ということも無く食べていたが、大人になると癖の強い野菜が無性に美味しく感じられるのは何故だろうか。 個人的に一番好きなのは天麩羅かな。

大人でも「春菊は苦手」という方は、そこそこ居られるようだ。 そんな場合でも生のままサラダにすると、案外ぺろりと召し上がっていただけることが多いように思う。 「春菊とは思わなかった!」、と、食べた本人がびっくりしているので、笑ってしまう。

軸から葉の部分だけを摘むようにして、洗いながら水に晒す。 これから甘味を増す大根を細めの千切りにして(千六本と言いますが。)、これも春菊と一緒に水に軽く放して、水の中で双方を均一に混ぜる。 ザッと一度にざるに上げて、そのまま水切り。 器にこんもりと盛りつけ、食べる直前に市販のポン酢醤油を適当に掛け、てっぺんに小さじ1ほどのマヨネーズを乗せて、食べるながら混ぜる感じで。 大根6に対して春菊4くらいが美味しいし、見た目のバランスも綺麗。 軸の部分は和え物やかき揚げにでも。

高校の時、友人宅に泊り込みさせてもらい放送番組を作っていて、夕食に鍋をご馳走になった。 すると、春菊が洗っただけで、全く切らずに鍋に入っていたので驚いた。 「うちではいつもこうなのよ。」と、おばさんが笑っていたが、これがなかなかナイス! 春菊は煮えると鍋の中でしなしなと一塊に固まってしまい、ちょっと摘んだつもりが春菊全体が箸に持ち上げられてしまったり、逆にひらひらと鍋の中を泳いで、春菊を食べた気になれなかったりと、非常に中途半端な印象だったのだが、軸ごとそのまんま使うことで、軸を一本箸で持ち上げれば丁度良い量が付いてくる。 それ以来、私の実家でも鍋物の際は、春菊を切らずに入れるようになった。 軸の中心に白い芯が出来ているような場合は硬いことが多いので、適当に落とすけれど、軸が細くて軟らかそうな場合は洗ってそのまんま。 準備も楽だし、食べる時も良いので、お試しを。

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コメント

子どもにはわからない「うまみ」、それが「苦み」かもしれませんね。
焼酎なんかでも、癖のある焼酎が病みつきになるのと同じではないかいと。
学生の頃、沖縄を旅行していて、泡盛が好きになって、そればかり飲んでいた時期がありました。でも、友人に勧めると、あまりいい顔をしなかった気がします。
このうまさがわからないなんて、と思ったこともありました。
人に勧めるかどうかは別にして、一癖のある味は、きっと人を虜にする魅力があるのかもしれません(^^)

投稿: ねっち | 2007.11.14 10:34

ねっちさん
そうですね、苦味とか個性の強い香りとか、癖みたいなものは、大人にとって「美味しさのひとつ」ですね。
子供に比べて、どんどん受容体の感性が鈍ってくるからだ、なんていう説もありますが・・。 美味しいと思えるものが増えてゆくのは、単純に嬉しいことだと喜びたいと思います。

投稿: リーボー | 2007.11.15 11:20

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