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2008.01.11

それぞれの思惑

私は煙草を吸わない。 だが、吸っている人にやたらと目くじらを立てるほど、煙草を嫌っているわけでもない。 正直に白状すれば、煙草を吸う人に染み込んでいる残り香のようなものは、私にとっては好きな匂いに含まれる。 もちろん、喫煙の健康上の影響はよく判っているから、勧めたりは絶対しないし、禁煙には諸手を挙げて賛成。 ただ、ますます加速する「嫌煙権の主張」に、ニコチン中毒の人は肩身が狭くて大変だろうな、とも思う。

最近は建物の内部を禁煙にするだけではなく、敷地内を禁煙にする所も増えてきたようだ。 過日、某総合病院に行ったら、今までは喫煙所として設定されていた駐車場の片隅から備え付けの灰皿が撤去され、代りに「当院は敷地内禁煙となりました」という張り紙が残されていた。 ところが、だ。 病院の敷地を取り囲むように、小道を一本隔てて軒を連ねている調剤薬局の店頭に、ことごとく今まではなかった備え付け灰皿が用意された上、ちょっとしたベンチなども新設されている。

これは憶測に過ぎないが、入院患者や通院してくる人の中の喫煙者が、わざわざ薬局の店頭にまで移動して一服してゆくための設備と思われ、なんだかヤレヤレ・・という気持ちになった。 こんな至近距離でぷかぷかしていたら、敷地内禁煙の意味も半減だろう。 薬局にすれば、数あるお店の中から自分の所にお客を呼びたいだろうから、喫煙スペースを作って「どうぞどうぞ」という姿勢だろうし。 なんだかいろんな面で「意味が無いよなー・・」と、思ってしまったのだった。

もっともっと喫煙者の割合が減リ続けてゆけば、こんな矛盾も目立たなくなるのだろうが、過渡期に於いては妙な光景が目立ってしまう。 都市部に対して、まだまだこの辺りでは喫煙率が高いような気もするし。 吸う人も大変、吸わない人も大変、な、世の中に見える。

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コメント

こんばんわ。
オイラは吸いたくなくても吸えないって決まっているだけでイライラしてしまう愛煙家なので、以前、喫煙場所を聞くついでに「敷地内禁煙」について聞いたことがあります。
その時の答えは「厚労省指定の何か(忘れましたが…)になるためには、敷地内禁煙にしないといけないから」でした。
吸う人の事も吸わない人の事も考えてなくて、ビジネス的に敷地内禁煙にした方がいいからみたいですよ。
ホント意味がないですね。

投稿: クッスィ~ | 2008.01.12 00:00

うわー、最悪・・そういう規制って! その「ビジネスの視点」が調剤薬局には適応されていないっていうだけの話でしたか。 頭痛いです。 話の根本がずれている気がします。 日本人、もうちょっと頭使って色々なことちゃんと考えないと・・なんて、ついつい思ってしまいました。

ちゃんと尋ねたクッスィ~さんの姿勢、さすがです。

吸うとか吸わないとか、ちゃんと自分で考えて、他者への配慮も自分の行動も色々自分に課した上で、その人が自分で決めるべきことのように思います。 責任をまっとうできる人は、その責任において吸う権利もあるような気がするんですけどね。 いえ、もちろんその責任をまっとうできない人の擁護をする気は無いですが。

投稿: リーボー | 2008.01.12 11:05

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